大相撲五月場所は13日、六日目、中盤戦に入り、土俵も落ち着くかと期待していたが、昨日も一人横綱、照ノ富士と3大関のうちの二人、正代と貴景勝に土がつき波乱の土俵となった。初日以来の横綱大関のトータルの勝負を調べたら11勝9敗やっと勝ち越している状態である。とくに大関は連日誰かが負けている。こんな下剋上情勢の中で西幕内3枚目の37歳のベテラン力士、玉鷲がまた気を吐いている。
玉鷲はわずか3秒の相撲で照ノ富士を土俵に押し出したが、平幕力士が同一横綱に連続3場所勝ったのは57年ぶりの記録だという。それより双葉山時代からの相撲ファンの老生が称賛したいのは玉鷲が今場所記録した連続出場1426という現役力士としての最高記録だ。
1年初夏2場所だった戦前と違い、年6場所の今は出場回数も多く、ケガや病気になれば番付も急降下する。大関からケガで序二段まで番付を落とした照ノ富士のような例もあるが、関取としての現状維持で連続出場は相撲界に取って宝物だ。記録を目指して幕内優賞にも再度挑戦してもらいたい。
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