「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

戦時下の旧制中学校生徒制服 撃ちてしやまぬ

2022-05-08 09:17:51 | 2012・1・1
5月21日に予定されていた旧制中学校と高校(新制))の合同同窓会がコロナ禍のため10月15日まで再度延期されると通知があった。老生らの学年は昭和18年4月、旧制1年として入学したが、戦後23年卒業時は学生改革で希望者は翌24年新制高校3年生として卒業した。

写真の絵は10数年前老生がクラス会誌を出す際描いたもので、戦時中の中学3年時を想い出し描いたもの。戦闘帽方の学帽に校章、黒線二本入り。制服は国防色で軍服まがい、同色のゲートルを二本脚にまいている。20年GWの頃は何をしていか。4月15日の京浜空襲で、蒲田の動員先の工場が全焼、後片付けに追われていた。
母校近くの居住者は夜間空襲には動員され防空壕で待機された。それでも週に1回程度は授業があり、授業もないの肩掛けカバンの中には三省堂の”撃ちてしやまぬ”の口絵いりの英和辞書が入っていることもあった。
僕ら高校3年生第一回卒業生も卒寿を回った。時の流れの速さだ。





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2 コメント

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Unknown (chobimame)
2022-05-11 10:58:56
学生服とて国防一色ですね。
戦争になれば、子供まで利用されてしまうのは悲しい事です。こうした事は世界中で避けねばなりません。
返信する
Unknown (chobimame)
2022-05-11 10:59:19
学生服とて国防一色ですね。
戦争になれば、子供まで利用されてしまうのは悲しい事です。こうした事は世界中で避けねばなりません。
返信する

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