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昨日、東京練馬にある「唐沢博物館」へ出かけた。この博物館は東京教育大学の教授だった唐沢富太郎氏(1911-2004年)が生前私財をなげうって全国から集めた江戸時代から現在までの教育関係の資料7,000点を一堂に集めて展示してある。
約半世紀前の昭和44年、僕は唐沢教授が資料を集めておられるのを週刊誌でしり、父の遺品整理で出てきた僕と姉の小学校時代の習字、図画などの成績物を製本した22冊(写真)を教授に寄贈した。その後、教授から隣家の火事の類焼でこれらの成績物が焼けてしまったかもしれないとお詫びの連絡を受けた。そこで、半ば諦めていたのだが、今年の8月、産経新聞の報道で「唐沢博物館」があることを知り、早速、館長の三女の方に連絡したところ、なんと僕ら姉弟の本は無事保存されていた。
48年ぶりに対面した僕の80年前の図画、習字、先生が謄写版で刷った宿題など見て、改めて父に感謝するとともに、これらを唐沢教授に寄贈した僕の決断の正しかったのを確認した。何回もの転勤で、わが家の貴重な遺品が散逸しかけているが、こうした教授とご遺族の善意で、僕ら姉弟の作品も保存され一般に公開されている。
唐沢博物館には、戦前教育を受けた僕らには忘れられない、天皇陛下の御真影(お写真)を収蔵していた奉安殿の実物も展示されおり、入口には、昔、どこの小学校にもあった二宮金次郎の石像(写真)が安座している。入館は事前予約が必要で、詳細は「唐沢博物館」のホームページをご覧を。
今、学校でお習字があるのかどうか知りませんが、昔は先生がいちいち赤筆で直していました。評価の甲乙丙も時代を感じさせます。試験問題も戦前は先生が、謄写版で刷っていました。こうした日常の成績物は、とかく捨てられがちですが、製本されているのは貴重です。奉安殿など、本来は国の施設で保存すべきものですが、個人がよく保存してkれたものです。一見の価値がある博物館です。
やはり寄贈されて良かったですね。
こうしたものは、ついつい捨ててしまいがちですが、時代を知る生きた資料になります。
ぜひ観覧してみたいです。