「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

改元とカレンダー、日記帳

2017-12-04 05:35:48 | 2012・1・1
早々と知人から来年のカレンダーが贈られてきた。日本の四季折々の景色が描かれた大型ののもので、わが家では10年来、居室の壁に飾らさせて貰っている。このカレンダーを頂戴すると、歳の暮が来た感じがする。といっても80半ば過ぎの老人には格別なことはなく、年々数が少なくなってきた年賀状を書き、来る年の新しい日記帳を求めるぐらいだがー。

天皇陛下の退位が決まり、再来年(2019年)5月1日から新天皇が即位され、平成から新しい年号に変る。まだ1年以上先だが、カレンダーや日記の製作業者は今からその準備に大変らしい。昭和から平和への改元の際は、昭和天皇が1989年1月7日、崩御され、法律により翌8日平成に改元された。従って、平成元年の日記やカレンダーはないのではなかろうか。

改元だけでなく、法律の改正は日記帳記載文書にも影響してくる。亡父の昭和23年の日記帳は戦後まもなくで、父が戦前愛用していた博文館の「当用日記」が入手できず他社の「常用日記」という粗末なものだが、前年7月、国民の祝日法が公布施行されたのに、日記帳には廃止された「元始祭」(1月3日)「紀元節」(2月11日)など6祝日が記載されており、父親が赤字で消してある(写真)昭和17年の「当用日記」記載の地図は、前年12月8日に勃発した大東亜戦争について本来なら反映したいところだが、従来の「北支中支方面要図」に少し手をいれたのが使われている(写真)

平成の後の年号がいつ決定するか未定のようだが、諸般を考慮して出来る限り早い決定が望ましいのではないだろうか。

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2 コメント

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準備期間 (chobimame)
2017-12-04 08:57:07
たしかに新しい元号は、早く決めて頂けると色々な業界が助かります。
カレンダー、文具、銀行や税金のオンラインなどのプログラムも変える必要があるので、どの業界も待っていると思います。
こう考えると、元号が変わるとは、とても大変な事ですね。
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昭和プラス25=西暦 (kakek)
2017-12-04 15:26:41
chobimame さん
日本独特の制度ですが、IT時代で思わぬところに影響が出てくると思います。在位中に新年号に抵抗があるかもしれませんが、早目に決めたほうが、国民生活に良いですね。JICAで通訳の真似事をしていたとき、昭和年号プラス25の暗算を想い出します(笑い)
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