「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

朝鮮半島の新しい流れ 共同標的にされるな

2018-03-10 05:52:00 | 2012・1・1
平昌五輪を機に動き出した南北朝鮮の話し合いは本物の”雪解け”現象なのだろうか。先日、北朝鮮を訪れ金正恩労働党委員長と会談した韓国の特使の一人がワシントンでトランプ大統領に会い結果を報告したが、世界を驚かせる内容だった。北朝鮮が核ミサイルを抑制し、金正恩がトらンンプとの首脳会談を提案してきた。さらに驚いたのはトランプが5月までに会談しようと応じたことだ。昨年11月、北がICBM(大陸間弾道弾)の実験をし、お互いにののしり合いをしていた時には考えもつかなかったことだ。

政治は”水物”一寸先は闇だという。しかも過去に何回かどんでん返しのある朝鮮半島の国である。半島の平和とさらには統一には,わが国としても異論はない。拉致問題の解決にも期待が出てきた。しかし、決して安心はできない。平昌五輪では半島を型どった統一旗を掲げて共同行進した北だったが、パラリンピックでは統一旗に、日本領土の竹島を表記せよとゴネ出した。早くも自己主張し始めてきた。

何時になるかわからないが、半島の二カ国が統一されることになれば、日本は共同標的にされよう。韓国に対しては、半世紀前、日韓基本条約ですべて清算し、多額な賠償金まで支払っているが、いまだに、慰安婦問題で文句をつけている。かりに南北が統一されることになれば、当然、北への追加を要求してくるに違いない。それに備え、わが国は歴史問題を含めて今から理論武装をして備えておくべきだ。

先日(3月8日)、NHKのBSプレミアム番組「英雄たち選択」の一編”秀吉、家康の日韓交渉”の再放送を見たが、面白かった。安倍総理、訪米までに時間が合ったらご覧になったら如何がー。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿