いやはや、マイリマシタ。私はわが「暴走老人」にほとんど24時間振り回されました。
夜中はオリンピック、暴走老人大活躍です。
また早朝5時にトイレで長時間、フラッとしていたので、しばらくベッドで寝かせ、「もしかしたら、脳に出血か」と心配で、血圧や酸素は正常だったので様子を見るも不安になって、洗濯や掃除をしながら様子をうかがう、起こして少し歩かせ、ちゃんと歩くのを見て安心し、朝食の用意。
後片づけをしていると、父がいない、在宅酸素のカニューラは途中で切れている、玄関が開いていたので、見ると前の道路を父が「さっそうと」靴下のまま歩いている、スタスタと・・・危ない、車でも来たら、と追いかけて玄関で靴下を脱がせ新しいのを履かせる・・・カニューラを引きずっていたので、洗ったあと、アルコール消毒する、汚れた靴下を洗おうとすると、また父は玄関に降りる、また新しい靴下を履かせ、玄関にシートを敷く・・・叱ってもわからないので、テレビをつけたり、新聞を見せたりして他に気をひかせる・・・。
「家へ帰りたい」「おうちはどこ?いっしょに行きましょう」と言って靴をはかせ、一緒に散歩に行く、帰ってきたら「疲れた」と言ってわめく。
そこへ「ピンポーン」、やった、ヘルパーさんが来て下さった!!
夜はドアチェーンを紐で結んで勝手に玄関ドアを開けないようにしていますが、これから昼間もそうしないと。「道路族?」は危険です。
疲れた、とかマイッタとか言っていても、かわいくてたまらない笑顔に騙され、今日も七転八倒寸前のコメディー、ヘルパーさんも大変だと思い、頭が下がります。
「暴走老人」はいつも殿様気分、確かに大変ですが、かけがえのないかわいい父、
これってなぜかわからない、ワルイ「ペット」みたい、元気が何より!!
昨日は父の大好きな「刺身」、ひと目見た父は「うれしいな、今日はすごい御馳走!」と大喜び・・・でも夜中に「何も食べてない!」と暴れるか。
それがまたかわいいので「ヤクルト」や「ヨーグルト」を飲ませます。
そしてこの「暴走老人」は胸のポケットにフランス製のパルファンで「サンローラン」の≪ジャズ≫のさわやかな香りを漂わせています。