ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

スローライフ

2009年06月15日 | 生活・介護
今日は本来の父の月一回の定期検診。
朝8時半に呼んだタクシーにのせ、病院に行きました。

呼吸器科の若い主治医は、ずっと病院にいるのではないか、と思うほど仕事に没頭、何年か前、元旦に突如の入院の時も2日目から来られました。
患者側はほっとしてありがたいのですが、医師の奥様やお子様たちは家庭を犠牲にして働く夫や父を心配していらっしゃることでしょう。もう申し訳なくて。

この若い先生はビシッとおっしゃるので、私も内心怒ったこともあります。
でも、入院中はほぼ毎日父の様子を見に来て下さり、認知症で大声を出している父を安心させようと、夜勤の時、ご自分がナースステーションの机で書類の仕事をしながらも、父を呼んで隣にすわらせ、さすがの父もおとなしくしていました。

私は当時仕事をしていましたが、もちろん夜は病院に泊まる、これが入院の条件でした。不思議なことに私が仕事をやめると安心したのかピタッと入院や夜中の救急など、ほとんどありませんでした。

そのかわり、父をひとりにさせられなくなりました。
2階に行ってベランダで布団を干していても、探しまくるのです。
夜中に「出て行け!」と怒鳴るくせに、出ていくふりをすると「まあ、ここにおれ」って。

今日の検診はもちろんオーケーで、すぐに帰宅しました。
私は昼食の支度まで時間があるな、と思ってそのままフロアに寝てしまいました。
もうほとんどゆっくり眠っていなかったのです。
普通に寝て朝までぐっすりできるなんて、私にはまったくありません。

それだけに私も「スローライフ」
頭も「スロー」ですが、漢詩の世界はこの「スロー」にピッタリ、「BARレモン・ハート」を読んで楽しい時間も過ごしていますし、テレビの料理番組は見ています。
働いていた時はこんな生活じゃなかった、秒単位だった・・・今はまた別の忙しさがあります。
夕方理学療法士さんがいらっしゃって、父に簡単な体操などリハビリをして下さるのですが、この時とばかり、外回りの掃除や2階の掃除、となりの「別荘」などの掃除を一気にしました。父は元気に足踏み体操をしています。

その後、パンダ夫人から変な英語の電話がありました。
彼女は100円ショップの英会話CDをマスターしようと、今もなお私にこのような迷惑をかけてきます。(すぐに日本語にもどるところが面白い)

パンダ夫人の自家用車に乗せて頂いたり、父もよくお世話になっています。
・・・だけど、あの変な《英会話》だけは、どうぞご勘弁を。

いつも「今」がいい、これも幸せな人生です。
コメント (5)
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