ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

美しすぎるプリマドンナ、ジェラルディン・ファーラー(カルーソと1912年)

2010年05月02日 | オペラ
Enrico Caruso & Geraldine Farrar - O Soave Fanciulla (1912)

ぐらっぱ亭さまが「美しすぎる・・・」(美しすぎる某市議とか)というタイトルでブログをお書きになっていたのを読んでとても面白かったので、コメントに「美しすぎるプリマドンナ」として古くはジェラルディン・ファーラー、(少し前は)アントニエッタ・ステッラ、と書きこませて頂きました。

さて、そのファーラーですが、アメリカのメトロポリタンのプリマドンナとして、アメリカ初演「蝶々夫人」「修道女アンジェリカ」(世界初演)他に「トスカ」「ボエーム」(以上プッチーニ)、「無遠慮夫人」(ジョルダーノ、これは世界初演)、などカルーソを相手役に、トスカニーニの指揮で一世を風靡、またメゾの「カルメン」では映画に進出、ハリウッドスターのような美貌でも人気を得ました。(写真の歌はプッチーニ「ボエーム」~愛らしい乙女よ、です)

作家谷崎潤一郎は「痴人の愛」のヒロイン、ナオミのセリフに「ファーラーのように美しく」とあり、当時は美人の代名詞のようでした。
また、永井荷風は「断腸亭日乗」で、パリオペラ座にてカルーソとファーラーの「ファウスト」に感激した様子を書いています。

まだ電気録音ではないので、その美声のすべてがわかりにくいのですが、ドイツで歌った時、皇帝をも夢中にさせ、彼女に恋した、とあります。
ライヴァルはドラマティック・ソプラノのエミー・デスティン、ファーラーは「西部の娘」をエミーに世界初演させたことは、プッチーニとファーラーがケンカしたことが原因、と悔しがったようです。

デスティンは美人ではなく、また体重もありましたが、豊麗な声の持ち主。
メットでの絶頂期に、第一次世界大戦で亡国となりかけた戦乱の祖国チェコに帰国、危険をおかして祖国の作曲家スメタナ「売られた花嫁」やドヴォルザーク「ルサルカ」などの国民オペラを歌い広め、チェコの人々を熱狂させますが、やがて投獄され、数年後やっと解放されて「アイーダ」や「タンホイザー」を歌い、若いフラグスタートを感動させました。(フラグスタートはワーグナーソプラノ、やがてニルソンを感動させます)

☆ぐらっぱ亭さまの本日のブログ「美しすぎる」は、「金髪」というと「美人」と書いたり、ちょっと泣いても「号泣」と書いたりするマスコミについてのご意見でなるほど、と思いました。
ご覧になるには、4月30日のコメントで、ぐらっぱ亭、と下線があるのをクリックして下さい。
音楽・美術・映画・グルメ・旅行など楽しく広い視野で書かれています。
コメント (5)
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「おはなはん」なつかしい!昔テレビは健全でした。

2010年05月02日 | テレビ
昔のテレビ番組
おはなはん -歌詞・映像付き-


昔、テレビは面白かった、朝ドラは「おはなはん」見ていました。今、中国で高橋幸冶の演じる織田信長があの唐国強の諸葛亮と並んで好評というのですが、今見ても素敵ですね。


「お笑い3人組」「バス通り裏」「太閤記」も好きでした。
アメリカのホームドラマ「パパは何でも知っている」も見ていました。
CMのトリスちゃんを覚えています。

コメント (2)
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