ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

素晴らしいベルカント、Kenさまの「闘牛士の歌」(オペラ「カルメン」)

2012年07月01日 | オペラ
Chanson du Tor醇Pador Ken Watanab醇P


ビゼー「カルメン」より<闘牛士の歌>です。
一年ほど前、ヴェルディ「トロヴァトーレ」や歌曲「会議は踊る」をyoutubeで拝聴しましたが、もうこれは素晴らしい精進、声の輝きは一流です。
大きな劇場に響き渡る声です!!

サンプルなので全部ではありませんが、それに他にも「アンドレア・シェニエ」から<祖国の敵>、「ドン・カルロ」「シモン・ボッカネグラ」など聴きたいのですが、これからの楽しみとしましょう。

外国での勉強と演奏活動、何もおっしゃらなくても筆舌に尽くしがたいご苦労もあることでしょう。
しかし、このような素晴らしい歌唱が花開く、バリトンは40歳からですので、まだお若いKenさまには、これからレパートリーになさる予定のオペラも数々あるでしょう。
「オテッロ」「ナブッコ」そして「アイーダ」「仮面舞踏会」も期待しています。

日本もようやくヴェルディ声のバリトンが登場、どうぞ美声を大切になさって、日々節制し(デル・モナコやコレッリ、カップッチッリのように)歌に全力を注がれ、聴き手を喜ばして下さい。

やはりアマートやバスティアニーニの系統の正統的ベルカントでしたね。
一声で客席を魅了!
音楽性と一致して歌う言葉の美しさ、流麗さは見事なものと感嘆します。

あのロシアのホロストフスキーよりずっと音楽的で流麗な歌詞表現、なによりも声のコントロールが行き届いています。
ホロストフスキーはもう50歳近く、場数を踏んでいるので慣れはあるのですが、どうぞ同じところを聴き比べて下さい。

日露決戦、日本の勝ちです!!

               ベッラ・カンタービレ



ロシアのバリトン、ホロストフスキーの歌う「闘牛士の歌」(Kenさまと同じところを聴くには1分20秒のところからどうぞ)
Dmitri Hvorostovsky "Votre Toast" Toreador Song Carmen


コメント (8)
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