【荒木和博】今、見失ってはならないこと[桜H26/7/1]
5月末に北朝鮮が「再調査」を約束した日朝合意に続く政府間協議の行方が注視される中、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏をお迎えし、今後新たな帰国者を迎える事態となった場合などに我々が見失ってはならないこととは何なのか、12年前に5人が帰国を果たした当時を振り返ってのご自身の反省や、北朝鮮という国の本質や思惑などを踏まえながら、お話しいただきます。(動画の解説)
★ 「特定失踪者」という名称がNHKで先日はじめて使用されたと言う。
三宅博先生と協力して「特定失踪者」問題に取り組んでいらっしゃった。
本日、3日、安倍総理は北朝鮮への制裁を緩めたニュースが入ってきている。
話の内容がかなり進んだと思うべきか、それとも・・・。
政府発表の後、「特定失踪者問題調査会」代表の荒木和博氏は「制裁を緩めてはいけない」と抗議。
制裁解除は国民への背信=「結果出ていない」と批判―失踪者調査会
時事通信 7月3日(木)17時11分配信
北朝鮮への制裁措置を一部解除するとの政府決定を受け、民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は3日、東京都内で記者会見し、「北朝鮮は何度も約束を破ってきた。
被害者帰国の結果は出ておらず、制裁解除は極めて遺憾だ」と批判した。
荒木代表は、菅義偉官房長官が同日の会見で生存者リストの存在を否定したことについて、「リストがないなら、特別調査委員会の設置だけで制裁解除したことになる。国民への背信だ」と指摘した。
調査委メンバーに金正恩第1書記直轄で秘密警察に当たる「国家安全保衛部」の幹部らが入ったことについては、「何者か分からないし、今後粛正がないとも限らない」と言及。
「何度も約束を破ってきた国だ。出てくる話が全てうそでもおかしくない」と警戒感を示した。
また、政府が2002年に拉致被害者家族に情報を公開せず混乱を招いた問題を挙げ、「政府は都合の悪い情報を隠さず、合意文書を原文のまま国民に提示すべきだ」と注文した。
★ 西村真悟議員も、次のように「時事通信」に書いている。
さて、北京の日朝会談であるが、
案の定、会談内容を東京に持ち帰る前に、北朝鮮側が「誠意を示した」と既に浮き足立っている。
そして盛んに、「制裁解除」の方向と思わせぶりに流している。
外務省は、自画自賛の準備をしているのだ。
【前進も懸念】安全保障のポジティブリスト体系と対北朝鮮制裁の解除方針[桜H26/7/2]
「北朝鮮に対する制裁、一部解除!!」
2014/07/02 に公開
集団的自衛権の行使に関する政府見解の変更が昨日正式に閣議決定され、安全保障政策の方向性が転換されることになった。
これ自体は遅すぎたと言っても良いくらいであるが、やはり決定を遅延させた連立政権の枠組みと、起こりうるケースを想定していく「ポジティブリスト体系」での議論には、非常時対応に懸念が残ると言わざるを得ない。
また、拉致問題の再調査で合意した北朝鮮に対し、結果が出る前の「制裁解除」を決定する事についても同じく懸念が残る。それぞれ一歩前進と評価は出来るものの、次の局面での懸念が払拭できない、安全保障と拉致問題について論評していきます。(動画の解説)