ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ヴァイオリンの巨匠メニューインのこと

2016年07月24日 | 政治

メニューインの弾くメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」を3分弱とりあげたyoutubeを貼った。
このように「誠意」を尽くす演奏は心地よい。


ブログのティールーム

★ 3分間、20世紀の巨匠メニューインの弾くヴァイオリンを・・・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲より

Yehudi Menuhin plays Mendelssohn violin concerto


メニューイン・・・ユダヤ人ヴァイオリニスト、メニューインは、「ヒトラーのドイツは滅びたのです」と言って、ドイツとの和解を呼びかけたが、彼のこうした姿勢はユダヤ人社会の憤激を買った。この為、ユダヤ系音楽家が支配的なアメリカ楽壇から事実上追放され、移住したイギリスを拠点に活動するようになる。イスラエルに対しても、晩年まで批判的な姿勢が見られた。

ソ連を批判したチェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチが、その反体制的な姿勢からソ連当局から嫌がらせを受け、出国を妨害された際には、自らソ連当局に圧力をかけるなど、共産主義体制下のソ連音楽家を支援している。(WIKI)

メニューインの優雅な奏法はさすがである。
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名歌手ビルギット・二ルソンの忘れがたき名唱

2016年07月24日 | オペラ
  
Birgit Nilsson - Tosca: Vissi d’Arte (1961)


コッピーさま、ビルギット・二ルソンの忘れがたきプッチーニ「トスカ」のアリア~歌に生き愛に生き・・・をどうぞお聴きください。
二ルソンのダイアモンドのような硬質の美声はイタリアの歌手とはまた違った魅力があります。

ここにはヴァーグナーをUPせずイタリアオペラの「トスカ」を選んだのですが・・・。

二ルソンやその前の時代のフラグスタートの自伝を読みましたが、フラグスタートの時代はナチスによって大変な受難を痛々しく思いました。ヴァーグナーを歌ったことがナチスとつながったように見られる硬直した戦後の犠牲者でもあり、
名歌手が浴びた喝采より中傷が上回った時代でもありました。

二ルソンはフラグスタートの後のソプラノですが、その点は幸運だったと思います。
彼女に会って、プリマドンナ然としたところはほとんどなく、優雅でありながら包容力に富んだ暖かい人柄を感じました。



二ルソンとよく比較される「神のようなフラグスタート」ですが、そのフラグスタートの歌う
ヴァーグナー「タンホイザー」から~歌の殿堂、を貼り付けておきます。

Kirsten Flagstad: Wagner - Tannhäuser, 'Dich, teure Halle'


戦後まもなくフラグスタートのこの曲をじかに聴いたドナルド・キーン氏は「戦後の粗末な舞台装置であったが、彼女が出てきて一声歌ったときそこは輝かしい宮殿にかわったような気がした」とその感動を書いています。

お役に立てれば幸いでございます。




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