何かと多忙でブログを2日休んでしまいました。
選挙前からも時々休んでいて気になっていたのですが、とにかく書こうと思いました。
この頃、しっかりしようと思っているのですがどうもカラ元気というか、気力が以前のようではなくてこれではダメだと反省。
すべきことは多いのですが思うようにできていません。
暑さのせいだけではなく自分自身の責任です。ミスも多く嘆いています。
世界のニュースはどれも大事件が多いのに書けませんでした。
Katachiさまがくださったコメントに元在特会の桜井誠氏が北朝鮮のミサイルに対して、東京の朝鮮総連本部前で抗議の演説をしていることが書かれていて、さっそくyoutubeを見たのですが、先日の三宅博氏の激しくも鋭くしかも格調高い朗々とした演説を思い出してしまいました。
もう決してこのような至誠の政治家は出てこないと思うのです。
「義」と声高く言いながら他を中傷することの多い中で、三宅氏の存在は清冽そのものでした。
選挙は終わりましたが、三宅先生の堂々たる演説は国士無双です。
老親を介護している時「水滸伝」を吉川英治の本で愛読していました。(未完の名作で、その文章の美しさに魅了されていました。)
宋の時代、文化爛熟で夜間も煌々と明かりがともされ、首都の「東京(とうけい、また「開封」とも書かれている。)」は商業と文化でおおいに栄えていた時代ですが、外国の勢力は粛々と「宋」を狙っていました。
しかし趣味に没頭する皇帝、そのとりまきの廷臣や高官たちは皇帝を諌めることもせず、高官たちの汚職は蔓延していたのです。
当時の皇帝は絵や書で「芸術家」として有名な「徽宗」ですが、政治よりも趣味に生きていました。
今でこそ徽宗の絵や書は貴重な文化遺産ですが、徽宗の無関心と国政放置が国を滅ぼすことになり徽宗自身も侵略国に連行され、その地で没します。
「徽宗」の絵や書は先年の台湾からの國立故宮博物院に出展されていたので実物を鑑賞できました。
「水滸伝」は徽宗に直訴しようとする英雄豪傑が梁山泊に集いますが、悲劇の結末です。
その後、文武両道の英傑「岳飛」が皇帝を諌めようとしますが高官にハメられ、捕えられて悲劇となります。
むしろ敵の勇将が岳飛の素晴らしさを称えるのですが、宋の内部は政治的無能の皇帝をはじめ、有能で勇気のある岳飛に嫉妬する高官らの巣窟でした。
私は「岳飛」の書の写真を持っていますが、それは三国志の「諸葛亮」の「出師の表」です。
選挙もこの「水滸伝」や「岳飛」の物語を思い浮かべました。
「理解されて当然」の世の中ではない、そこまでひどい状態と思いました。
三宅博先生のサイトに新しい文が更新されていたので、どうぞご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/a36378cf4acc6af97bcbabb40f2a9709
そして天下の国士である三宅博先生の思いをどうぞ読み取ってください。
このことはまた書きたいと思います。
ブログのティータイム
本日はエディット・ピアフが歌う Non, je ne regrette rien
(日本では「水に流して」という曲名ですが、和訳は「私は決して後悔しない」)
Edith Piaf - Non, je ne regrette rien