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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

日韓合意慰安婦問題、荒木和博氏、西村眞悟氏「時事通信」

2015年12月31日 | 政治

■慰安婦

        荒木和博

 仕事納めは済んでますが、メールニュースの方はできるだけ年末年始も流そうと思っています。すみませんがお付き合いください。

 さて、昨日の日韓外相会談で、慰安婦問題で日韓の「合意」がなされたと発表されました。昨年朝日新聞が誤報について発表し、削除したことで強制連行は完全に否定されています。それなのに総理が「心からのおわび」を表明すれば、総理の言葉とは全く逆に「子や孫に謝罪し続ける宿命を背負わせる」ことにもなりかねません。

 「最終的・不可逆的に解決を確認した」といっても韓国は次の大統領選挙で野党が勝てば「あれは前の政権のこと」と言い出すでしょう。たとえ与党が勝ってもそうなる可能性があることは、朴槿恵大統領自身が同じ党の李明博・前大統領を否定して大統領に当選したことからも明らかです。

 さて、拉致問題との関連でこの問題を考えるともう一つ、極めて大きな懸念があります。韓国相手にこういう交渉をしている現状で、あの北朝鮮相手に交渉して拉致被害者をすべて取り返すことがそもそもできるのかということです。「植民地支配への責任を痛感している」とか言ってカネだけ出し、何人かを帰国させて「最終的・不可逆的に解決した」ことにしてあとは切り捨てにしてしまうのではないでしょうか。いや、ひょっとしたらストックホルム合意というのは最初からそうするための合意だったのかも知れません。

 1年半を浪費したことと今回の日韓「合意」から、今拉致問題で日本政府がやっていることが何なのか、大体の想像はつきます。少なくとも来年からは過剰な期待は捨て去るべきでしょう。(以上)

★ 過剰な期待どころか、わずかな期待も安倍にはしておりません。
やったことは海外への多額のばらまき、そして売国的政策、日本国民にはじっと我慢を強いること。
安倍夫人の靖国参拝も仰々しく報道しないでほしい。
靖国参拝を「免罪符」にするな、と言いたい。

次は西村眞悟先生の「時事通信」


西村眞悟の時事通信
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朝鮮半島の日本人の運命は!

平成27年12月29日(火)

 十二月二十九日、本日朝刊は、第一面に次の大見出しがある(産経新聞)。
   「『慰安婦』日韓合意」
   「最終的、不可逆的に解決」
   「日本、新財団へ10億円」
   「像撤去は努力目標 決着に疑問」

 この見出しのうちで、
 正しいのは、「決着に疑問」だけだ。
 そして実行されるのは、「日本、新財団へ10億円」という具合になる。
 あとの見出しは全て誤報だ。
 つまり、この度の韓国との外相会談は、
 平成二十六年五月の北朝鮮とのストックホルム合意と同じだ。

 ストックホルム合意で、北朝鮮は日本の制裁解除と朝鮮総連本部ビルの使用継続を獲得した。
 そのうえで、北朝鮮は日本人再調査という約束を全て無視した。つまり、平然と約束を破った。
 
 この度の外相会談で、韓国は外相からの直接の「おわび」と、
 総理からの電話での「おわび」を受けた。
 そして、10億円を日本から受け取るだろう。
 さて、
 これは何を意味するのか。言わずと知れたことではないか。
 日本は、従軍慰安婦問題で日本に非があることを認めたのだ。
 つまり、日本は慰安婦の強制連行を認めたのだ。
 ここにおいて、事実を以て対処する原則は没却され、
 強制連行という虚偽を以て貶められた日本と日本人の名誉は回復される機会を奪われた。

 そもそも、韓国やアメリカ各地に建てられた
 「日本軍は20万人の朝鮮人女性を強制連行して性奴隷にした」とウソを刻んで、
 日々日本と日本人の名誉を傷付けているあの像の撤去が、
 「努力目標」だと!
 お前、舐められたのだよ、馬鹿。


 いやはや、外相は、これを、「最終的、不可逆的に解決」と自画自賛したわけだ。
 
 経験から学ばないのか。何回騙されたら分かるのか。
 相手は、日本人ではないんだ。「おわび」をして終わるのは日本人だけ。
 「おわび」をしたら始まるのが、韓国、朝鮮そして中共ではないか。
 ましてをや、あの韓国の外相は、日本の世界遺産登録問題で見事にウソをついた男ではないか。
 日本では、ウソをつくことは悪いことである。
 しかし、韓国、朝鮮そして中共では、ウソをつくことは悪くなく、
 騙されることが悪いことなのだ。

 ともかく、韓国は、
「最終的、不可逆的に解決」とはしゃぐ日本の外相と電話で謝ってきた総理を見て、
 薄氷を踏む思いの経済がこれ以上悪化すれば、
 日本からの緊急支援が開始される条件が整ったと、ほくそ笑み安堵している。
 これが彼らの目的だったのだ。

   腹に据えかねるとはこのことよ。
   以上、「不可逆的解決」についてのコメントはこれで止める。

 
 ところで、十二月も後半になり寒さが身にしみてくるこの時期、いつも思うのは、
 拉致被害者が抑留されている北朝鮮は、もっと寒いだろう、どうしているのか、ということだ。
 彼ら、彼女らは、きっと、
 新年を祖国日本で過ごせればどれほど幸せかと、日本からの救いを待っている。
 日本政府は、70年前の慰安婦に振り回されているが、
 現在の自国民の不幸にどれだけ取り組んでいるのか。
 冷淡すぎるではないか。

 更に言う。
 70年前の朝鮮人慰安婦(売春婦)にこれほど関心を示すのならば、
 70年前の朝鮮半島にいた日本人の消息にもっと関心を示せ。
 70年前の朝鮮半島は闇だ。
 その闇は、満州やシベリア以上だ。
 70年前に満州やシベリアからソビエトに抑留された人々のことは調査が進みよく分かっている。
 しかし、70年前に朝鮮半島にいた日本人の運命は分からない。
 はっきり言って、何万人殺されたのか分からない。

 ストックホルム合意に「1945年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨の引き渡し」が書かれている。そして、北朝鮮は、日本人の遺骨一体につき200万円の支払いを要求した。
 その結果、北朝鮮の胸算用では、同国の国家予算を遙かに上回る巨額な金を日本からせしめることになる。
 ということは、膨大な何十万人かの消息不明の日本人が北朝鮮の土に埋められているということだ。

 青森県八戸在住の方が、ご自分の母親の体験談を私に教えてくれた。
 満州から歩いて引き上げの途上、北朝鮮に入ると、
 武器を持った兵隊に女だけ240人が集められて収容された。
 日本に帰国できたのは、そのうち80名だけである。
 また、1000円を出せば、日本に行く船に乗せてやると言われて1000円を朝鮮人に渡した人は全員帰国していない。

 また、諸兄姉には、是非、日本人少女、ヨーコ・カワカミ・ワトキンズさん(アメリカ在住)が70年前に北朝鮮から日本に引き上げてくる時の体験を書いた
「日本人少女ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く」(ハート出版)を読んでいただきたい。
 想像を絶する苛酷な体験である。実に多くの日本人が朝鮮人に殺されている。

 今朝の新聞の見出しのように、70年前の「朝鮮人従軍慰安婦問題」に関心を示すのならば、それ以上に、70年前の「朝鮮における日本人同胞」が一体何人殺されたのか、その運命に関心を示さねばならない。

★ 台湾(馬政権)・中国に続き、インドネシアも来ましたよ、これから続々とでしょうね・・・。

<日韓慰安婦問題合意>インドネシア「公で議論歓迎」
毎日新聞 12月28日(月)21時41分配信

 【ジャカルタ平野光芳】インドネシア外務省の報道官は「問題が開かれた場で公に議論されたことを歓迎する」とコメントした。インドネシア国内でも1990年代以降、従軍慰安婦の存在が注目されてきたが、政府は「1958年の戦後賠償協定で問題は解決済み」との立場を取り、最大規模の投資・援助相手国でもある日本と政治問題化しないよう配慮してきた。

 ただインドネシアでも、元慰安婦への支援を求める声は根強い。日本の戦争責任について研究している国際未来研究所のヘンドラジット氏は「今回の日韓合意は外交的に現状を打破した。これを機にインドネシア政府もより積極的に問題に取り組んでほしい」と期待を示した。


★ またどこかで言っている、「保守が割れる」って・・・聴く耳を持たない安倍擁護、耳にタコ!!
安倍が保守ですって? 「ホシュ」ってカタカナがふさわしい。



荒木さん、西村先生、ありがとうございました。

今年もあと約30分、今から神社に初詣、暗いので走って行ってきます。
もうすぐ新年です。




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