<日本版NSC>情報機能強化 今国会中に設置法案
毎日新聞 2月15日(金)20時39分配信
安倍晋三首相は15日、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC=National Security Council)の新設に向け、「国家安全保障会議の創設に関する有識者会議」(議長・安倍首相)の初会合を首相官邸で開いた。
政府の情報収集が難航したアルジェリア人質事件を踏まえ有識者会議は危機管理機能強化の観点からNSCの設計を検討する方針。
首相は有識者会議の議論を経て、今国会中に設置法案を提出したい考えだ。
首相は会合で、「首相を中心に戦略的観点から日常的、機動的に機能する場を創設し、政治の強力なリーダーシップで迅速に対応できる環境を整えたい」と、第1次安倍内閣で頓挫したNSC創設に強い意欲を示した。
現行の安全保障会議は常設メンバーが首相と閣僚の計9人に上り、「機動的な対応ができない」との指摘がある。
NSCは安保会議を改組し、機動性を持たせるために首相、官房長官、外相、防衛相の4人に絞る方向だ。
NSCに中長期的な外交・安保戦略の立案機能を持たせる仕組みは第1次内閣が07年に国会に提出した設置法案(後に廃案)に盛り込まれており、有識者会議は今回、危機管理機能と情報機能を中心に議論を進める。
特に1月のアルジェリア人質事件を契機として、政府内では情報機能を重視する声が高まっている。
国家安全保障強化担当相を兼務する菅義偉官房長官は15日の記者会見で「情報収集は極めて大事だ」と述べた。
具体的には、内閣情報調査室や外務省、防衛省などから上がってくる情報を集約・分析する役割をNSC事務局が担う案が有力になっている。
また、安倍内閣が手本にした米国の国家安全保障会議は議長役の大統領補佐官の役割が大きいとされ、NSCを創設した際、誰が取り仕切るかも議論になりそうだ。【朝日弘行】
☆ これは青山繁晴さんが「アンカー」で、『参議院選挙前にぜひ』と言っていたことはこれですね。
危機に備えて日本が果たすべき役割とは?
イランがホルムズ海峡を閉鎖すると・・・
海上自衛隊が掃海活動を要請される可能性が高い
さらに、民間タンカーの護衛も必要になる
→ 特別措置法だけでは対応しきれない
特別措置法だけでは即応できないので、自衛官の命に関わる重大な問題が生じる。
そこで今、何が模索されているかというと・・・
「日本版NSC (国家安全保障会議)」
メリットは・・・1.常設 2.首相が素早く判断できる 3.情報集中力 など
複数の政府当局者
「参院選の前にやるべきである、と自分たちも考えています」ということでした。
だから後は政治の決断ですから・・・政治に決断させる「国民世論のあり方」が今後の課題だと・・・