ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

米アニメ「サウスパーク」が中国を痛烈風刺 中国は即刻遮断、「サウスパークの謝罪文」が面白くて大評判!!

2019年10月19日 | 政治

★ ラグビーで世界が沸いている時に、とても面白い出来事があって、今、話題になっています。


米アニメ「サウスパーク」が中国を痛烈風刺 中国は即刻遮断|美劇嘲諷中共政權



かわいい黄色いクマさんが「偉い人に似ている」ということで投獄されています。そして投獄先ではこのようなことが起こっていて・・・
この動画は中国本土でアクセスできないようになり、禁止されています。

かなり「都合の悪いこと」もさりげなく?あったからです。
さっそく中国に謝罪したので、その謝罪が面白いと世界でますます話題になっています。
その成り行きは下記のyoutubeでご覧ください。

「習近平さん、クマのプーさんはあなたに全然似ていません。ごめんなさい」って。




20191015 中国を風刺!サウスパークの面白すぎる謝罪文【及川幸久−BREAKING−】

 

これは面白すぎます。「謝罪したことがかえって世界の笑いを誘ってしまった」


 ところで心配なことがあります。北海道大学の日本人教授が9月に中国で捕まっていることが報道されています。

中国訪問の北大40代教授 スパイ容疑か 当局が拘束
© FNN.jpプライムオンライン  

9月、中国を訪問した北海道大学の男性教授が、中国当局に拘束されたことがわかった。

日中関係筋によると、中国当局に拘束されたのは、北海道大学の教授を務める40代の日本人男性で、過去に防衛省の防衛研究所に勤務していたこともある。

男性は9月、中国を訪れた際に「中国の国内法に違反した」として、北京市内で拘束されたという。
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%a8%aa%e5%95%8f%e3%81%ae%e5%8c%97%e5%a4%a740%e4%bb%a3%e6%95%99%e6%8e%88-%e3%82%b9%e3%83%91%e3%82%a4%e5%ae%b9%e7%96%91%e3%81%8b-%e5%bd%93%e5%b1%80%e3%81%8c%e6%8b%98%e6%9d%9f/ar-AAJ1jVN?ocid=ientp

これから報道されると思いますが、こんなことあってはならないですね。日本では考えられないことです。

堂々とスパイ行為するかの国の方々がやりたい放題なのですから。


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本日はチャイコフスキー作曲「弦楽セレナーデ」をお聴きください。

チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 カラヤン ベルリンpo. Tchaikovsky Serenade for Strings in C major Op.48



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【クライン孝子氏】日本の衰退、その危機感の無さこそ恐ろしい 「討論」~奈落へ?世界経済の行方

2019年10月18日 | 政治

日本は今や「ローマ帝国興亡」や「平家物語」のような終末のはじまりを迎えているのか、しかし悔しいではないか・・・



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとしたけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

日本はここまで衰退が速いとは思わなかった。
日本の歴史上、ほんの少しの時代だけの「繁栄」を思って「私たちにはそういう良き時代はなかった」という人もいるが、日本は今まで敗戦や大規模な天災を乗り越えてきたではないか。
ただ「英霊」に対してとんでもない扱いをしたり、政治的には「日本が悪かった」などという事実と異なることを誤解を解こうとしない政治家の「保身」または「売国」「反日」という自浄作用なきその場その場のデタラメな政策がそれをすすめたこともある。
わが国民を護らず、「移民法・アイヌ新法・グローバリズム政策」などなど、である。

我が国のマスコミは反日国家に乗っ取られ、物づくり日本はいつのまにか「観光立国」とされ、良心的な政党政治家は排除され、教育は荒れ、女性は母性よりも「生産」を推進され、こうして日本があっというまに衰退した理由の「国内での問題」も考えなければならない。

クライン孝子氏は、早くから警鐘を鳴らしてこられたが、日本には「スパイ防止法」さえなく、「戦略」もない、私たちにとって耳の痛い話もある。
「日本の危機感のなさ」は今もなお、バカバカしいテレビ放映の内容や、巧妙に仕組まれたテレビドラマの中での反日に何も感じなくなった日本人ののんきさもある。
また、真に日本の為を思う「国士」らの声を妨害する気味悪い勢力が「言論妨害」をツイッターやフェイスブックをはじめ、SNSでもやりたい放題である。
心痛い毎日だが、それぞれが日本の為に自分にできることをし、政治を国民がコントロールできるように声を挙げなければならないと思う。



【言いたい放談】日本の衰退、その危機感の無さこそ恐ろしい[R1/10/17]

 

また、中韓がエラそうに騒いでいる。もううんざりだ。 

衛藤大臣の靖国参拝、中国「不快感」韓国「深い遺憾」   読売新聞        2019/10/17 20:34 

 韓国外交省は17日、「深い遺憾の意」を表明する報道資料を発表した。その中で、外交省は「日本の指導者が歴史に対する謙虚な反省を行動で見せる時だけ周辺国の信頼を得られる」と主張した。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%a1%9b%e8%97%a4%e5%a4%a7%e8%87%a3%e3%81%ae%e9%9d%96%e5%9b%bd%e5%8f%82%e6%8b%9d%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%80%8c%e4%b8%8d%e5%bf%ab%e6%84%9f%e3%80%8d%e9%9f%93%e5%9b%bd%e3%80%8c%e6%b7%b1%e3%81%84%e9%81%ba%e6%86%be%e3%80%8d/ar-AAIVyFO?ocid=ientp


こんなことを言う国はどんな実情? 「香港」では? 文やタマネギ男は? 
自分たちの国の「歴史」は?


日本政府よ、またヘラヘラ言い訳などすると、ますます国民は離れていきますよ。西尾幹二氏は「自民党の最近の韓国へのハッキリした態度はよかった」と言っていますが、よいのはこれだけじゃないのか、しかも「最近」である。もともと「日韓合意」などするんじゃないとどれ程声をあげても、「安倍信者」は安倍さんのすることは全部かばうのだから。そして今でも「トランプは習近平といっしょに江沢民一派やグローバリストと戦おうとしている。トランプと安倍さんは同じ気持ちだ」と私に説教にくる人がいるのだから、もはや「一種の宗教」ですよ・・・

ところで昨日ブログ休んでしまって、UPしなければならない「討論」があったのですが、下記に貼りますので少しずつでもご覧になってください。


【経済討論】奈落へ?世界経済の行方[桜R1/10/12]


 
パネリスト:  

安藤裕(衆議院議員)  

田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)  

藤和彦(経済産業研究所 上席研究員)  

松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)  

三橋貴明(経世論研究所所長)  

宮崎正弘(作家・評論家)  

渡邉哲也(経済評論家)

司会:水島総



ブログのティールーム


写真は須磨寺(神戸)

本日は「青葉の笛」をお聴きください。

文部省唱歌「青葉の笛」(明治39年)

 

一の谷の 軍(いくさ)破れ 討たれし平家の 公達(きんだち)あわれ
暁(あかつき)寒き 須磨の嵐に 聞こえしはこれか 青葉の笛

更くる夜半(よわ)に 門(かど)を敲(たた)き わが師に託せし 言の葉(ことのは)あわれ
今わの際(きわ)まで 持ちし箙(えびら)に 残れるは「花や 今宵(こよい)」の歌

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習近平の恐ろしい言葉「中国の分裂を図る者は「体を打ち砕かれ骨は粉々にされるだろう、これでも習近平を来賓として「日本の全国民がお待ちしている」といいますか?安倍さん!!

2019年10月15日 | 政治

怖ろしすぎる中国の習近平首相の言葉、これを「日本国民みんなが心からお待ちしている」って?

中国分裂を図る者は「体を打ち砕かれ骨は粉々に」、周近平国家主席

2019年10月14日 13:41 発信地:北京/中国  

【10月14日 AFP】香港で4か月にわたり民主派のデモが続いている中、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、中国の分裂を図る者は「体を打ち砕かれ骨は粉々に」されるだろうと述べた。中国外務省が13日、明らかにした。https://www.afpbb.com/articles/-/3249389

 習氏がこの恐ろしい見解を示したのは週末のネパール訪問中のこと。外務省によると習氏は、「いかなる地域であれ、中国から分離させようとする者は体を打ち砕かれ骨は粉々にされて死ぬだろう」と述べ、「中国の分裂を支持するいかなる外部勢力も、中国人からは妄想をしていると見られるだけだ」と指摘した




一方香港では・・・宮崎正弘氏のメールマガジンによると

10月13日から14日未明にかけて、香港は新しい段階に入った

  小型手製爆弾が初登場。警察はペパーガン使用を許可

****************************************

  香港の民主化要求デモ、武闘は新段階に入った。

 警察車両そばの路上で、スマホの遠隔操作によるとされる、小型の手製爆弾がさく裂し、テロ戦争の様相を帯びてきた。また警官の首を後ろからナイフで切りつけるテロ行為が発生し、警察側はこれまで使用を控えてきたペパーガンを認めた。

武闘派との衝突に備える武装の強化と戦術のエスカレーションだ。

 習近平は前日、訪問先のネパールで「背骨をへし折り、身体を粉々にする」と、香港の反政府運動を念頭にしての威嚇発言を行った,

 穏健派と過激派は、この日を境に鮮明に別れたとみられる。

 穏健派は高さ四メートルの民主女神像を、九龍半島側に聳える海抜五百メートルの獅子山山頂に立てた。香港のシンボルにする。政庁に近いチャーター・ガーデンでは13万人の集会が開かれ、覆面をつけて「覆面禁止法」に強く抗議した。なかには子供連れ、ファミリー参加者もいた。

 武闘派は香港市内18ケ所で警察署、銀行ATM,親中派商店などを襲撃、破壊した。

とりわけ旺角の警察署付近の警備車両を狙って小型爆弾がさく裂し、幸い死傷者はいなかったものの、「テロ戦争」の幕開けを告げた。

  小型爆弾は遠隔操作で、スマホから起爆命令をだす。警察発表によれば、「香港では手に入らない材料が使われている」。

 爆弾製造のレシピはSNSで広く知られているにせよ、材料入手をどうしたのかが問題となる。

 もし今後も継続的に爆弾が使われるとなれば、香港政庁は夜間外出禁止令を発動するなど、次の対抗策に出ざるを得なくなるだろう。

                       □△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□ 

【教えて!ワタナベさん】「史上最悪」中国によるウイグル監視システムの行方 [桜R1/10/14]



渡邊さんのお話は短時間だが大変わかりやすくて貴重な内容ばかりである。
しかし、「周近平首相を来賓として日本に招くことの是非」はまだお話されていないように思える。

ところで先ほど、国会のyoutubeを見た。
辻元議員は同僚の森ゆうこ議員らとは違って、なかなか話が巧妙であり小泉進次郎環境大臣が自分の考えがないことや臭いものに蓋をするにも「蓋にはなりませんね、軽いから」と一蹴、手ごわい。
安倍首相が「憲法調査会」にも一回しか出ていない、中川昭一先生は209回出て熱心に討議した、という。
たしかにそういわれれば言い返すことはできない。
安倍首相は「憲法改正」を(まことに不完全だが)急いでいる、しかし「憲法審査会」に出る回数がたった一回というのは(それも途中退席)軽く見られても仕方あるまいと思う。

辻元清美議員は他の反日左派の女性議員(男性議員も含めて)よりはるかに上手い。
冷静でユーモアがあり、落ち着き払っている。さすが今まで無駄に叩かれてはいない。

一方自民党ではこのような強さと巧みさのある議員がいるだろうか?
かつて三宅博先生が辻元議員を評して「反日をシノギにしている」とその存在の軽さを明らかにしておられた。
もうおぼっちゃまの多い自民党議員では、彼女レヴェルにやり込まれても仕方ないであろう。

それがプーチン、周近平、トランプなど、一騎当千のツワモノというよりクセモノ相手に、立ち向かえるのか?
現実にマレーシアの90代の首相を見ればよい、また台湾の李登輝でもよい。

日本のトップ政治家たちは、悲しいことに比べるのも気がひけるような「おぼっちゃま軍団」なのだ。

西尾幹二先生が「3人のパワーのある注目すべき政治家がいる」と言っておられたそのうちの最右翼である河野太郎氏(当時外務大臣)が、韓国のデタラメな話に毅然として「無礼にも程がある」と強い調子で言ったことで、安倍さんたち上層部は彼を外務大臣から外そうとしたが、それをかぎつけた多くのネット民が怒り、本当は大臣にはしないつもりだったのが「防衛大臣」にしたという。
その前の防衛大臣はだったり、その前の前はだったり・・・。今回も政務官は(右側)だったり・・・

どうも「蓋にするのにも軽すぎる」のは進次郎大臣だけではなさそうです。


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本日はディミトローヴァが歌うプッチーニ「ヴィッリ」から~もし私が小さな花だったら

Se come voi piccina Le Villi Puccini Ghena Dimitrova


 

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産経新聞にも「安倍批判」古森氏~危うい安倍首相の対中観、安倍首相の言葉が全中国に放送

2019年10月14日 | 政治

やっと「保守」からも安倍批判が出てきた!!・・・遅すぎるけれど。

【古森義久のあめりかノート】危うい安倍首相の対中観
   
10月13日 産経新聞  


ワシントンから安倍晋三首相の中国に対する言明を読むと、なんとも奇異に映る。危険さえも感じる。首相自身が日本の安全保障の基軸だと宣言する同盟相手の超党派の対中姿勢とは正反対であり、トランプ政権の対中政策を否定するような観さえあるからだ。

 安倍首相は4日の所信表明演説で中国との「あらゆるレベルでの交流の拡大」を強調した。米国では逆に中国の無法な対外攻勢を抑え、対中交流をあらゆる面で画期的に縮小するようになったのだ。だが米国と比較しなくても安倍首相の言明には無理が多すぎる。首相の対中融和姿勢は1月の施政方針演説での「日中関係は完全に正常な軌道に戻った」という言明の延長だろう。

 だが日本領土の尖閣諸島の日本領海に武装艦艇を恒常的に侵入させ、同諸島の武力奪取の構えさえみせる中国との関係がなぜ「正常」なのか。

 中国は日米同盟に反対し、日本のミサイル防衛など米国との安保協力はすべて抑えようとする。大軍拡による日本への軍事脅威も明白である。国内では「抗日」の名の下に戦時の日本軍の「残虐」だけを拡大して教える年来の反日教育を変えていない。習近平政権は日本の「侵略」の歴史としての盧溝橋事件や南京事件の記念を国家最高レベルの行事に引き上げたままである。

 中国は国内で活動する日本企業にも知的所有権や合弁の扱いなど米国が非難する不透明な慣行を変えていない。まして最近では新疆ウイグル自治区や香港での人権抑圧を顕著にしてきた。安倍首相が演説で熱をこめた人権尊重への明白な背反である。そんな相手との関係がなぜ「正常」なのか。

 習近平政権は日本には微笑をみせ始めた。国内でも反日と映る活動を抑え出した。トランプ政権から全面対決を迫られ、日本との対立を減らして、日米離間をも狙うという戦術である。その証拠に前記のような日本への敵性ある政策の根幹はなにも変えていない。https://www.sankei.com/world/news/191013/wor1910130004-n1.html

安倍政権が中国に対して唱える「競合から協力へ」という標語や中国の「一帯一路」構想への間接協力はトランプ政権の政策とは正反対である。同政権は中国を米国主導の既成の国際秩序を崩そうとする危険な挑戦者と位置づけ、「協力から競合へ」と主張する。「一帯一路」も習政権の覇権的な野望として排する。

 トランプ政権は今月にはウイグル民族の弾圧にかかわる中国政府高官の訪米を拒む措置を発表した。安倍政権の「交流拡大」とは完全な逆行である。

 安倍政権のこうした対中融和姿勢にはトランプ政権の関係者からすでに抗議が発せられた。同政権の国務省引き継ぎの中核となったクリスチアン・フィトン氏は最近の論文で警告していた。

 「米国が中国の無法な膨張を抑える対決姿勢を強めたときに日本が中国に融和的な接近をすることは日米同盟やトランプ政権への大きな害となる」

 現在は米研究機関「ナショナル・インタレスト・センター」上級研究員のフィトン氏はこう述べて、このままだと「安倍首相はトランプ大統領の友人ではなくなる」とか「米国は日本製自動車への関税を高める」という最悪シナリオをも示すのだった。(ワシントン駐在客員特派員)
https://www.sankei.com/world/news/191013/wor1910130004-n2.html


画は「愛国画報」のyohkan画伯の作成

 安倍さん、これどういうこと?
日本国民みんなが周主席の日本訪問を待っている?・・・ご冗談でしょう!!勝手に言わないでください。
(国民はそんなこと思っていませんよ、香港のことやチベット・ウイグルのことなど、世界は中国を非難しています!!)
これ聴いていて怒りと恥ずかしさでたまらない気持ちです。


<独占取材>中国と、新時代にふさわしい協力を=安倍首相(全内容)

 

中国全土で安倍総理のインタビュー放映 建国70年で(19/10/05)

 

【Front Japan 桜】習近平の国賓来日阻止へ /N国問題~視聴者の質問に / 加藤清隆~安倍所信表明演説をどう見るか / 他[桜R1/10/10] 加藤氏のお話は56分頃からです。



これ「走り書き」したいのですが、時間がとれません。どうぞお聴きください。

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「安倍晋三 この空虚な器」について

2019年10月13日 | 政治

藤井聡編集長『クライテリオン』11月号

総力特集「安倍晋三 この空虚な器」

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@・・・宮崎正弘氏のメールマガジンより転載

 かつてラジオ番組対談で、ホストが鳥越俊太郎氏だった。

 「小泉政治は靖国参拝でプラス百点。郵政改悪民営化でマイナス百点、ゆえにプラスマイナス零点です」と評者(宮崎)が答えたことを思い出した。

 西尾幹二氏は小泉純一郎の政治を評して、「靖国でふっとわれわれに寄ってくるそぶりを見せる」だけだと、その欺瞞を早くから見抜き「狂人宰相」と名づけた。

 また西尾氏は、安倍首相に関しても、もっとも早くから猛烈な批判を展開してきたことはつとに知られるだろう。

保守論壇は諸手を挙げて安倍首相を歓迎していた時期だったゆえに、西尾氏の安倍評価は、異形の激論と取られた。しかし昨今は保守論壇が分裂し、安倍批判派が増えた。それも急速に増えた。

 理由は簡単である。

 靖国神社参拝に行かなくなった。プーチンを二十数回も会談しながら、中味がない。北朝鮮の拉致問題は一歩も進まない。トランプのボチ化した。こともあろうに中国に「一帯一路に協力する」といいだし、日中友好を演出することに汲々となり、外国人移民を奨励した。極めつけが消費税10%導入だ。

 

財政出動が日本経済を救うのに、小泉ブレーンとして日本経済を破壊した竹中某を周辺において、経済政策を滅茶苦茶にしてしまった。あれほど反対論が渦巻いたのに、財務省にみごとに操られ、プライマリーバランスとかの怪しい理論に振り回される始末だった。改憲論議は奇妙な加憲議論とすり替えられ、どこにも理念は感じられなくなった。

要するに首相の器に非ず、期待は雲散霧消し、保守論壇の安倍評は冷え切っている。

 それでもなお政権の座にあるのは、安倍に替わる政治家がいないからだが、この特集でも西尾氏が藤井編集長と対談し、替わりはいくらでもいるとし、安倍批判のダメ押しをしている。

 政策とは、いかに思いつきが良くとも、予算化されて初めて実行されるのである。予算段階で、財務省の力は圧倒的につよく、防衛予算ばかりか、多くの景気刺激策をばさばさと削減された。反対に日本の景気がわるくなるように財務省は国民の生活が困窮化するような措置を講じた主犯である。

 アベノミクス初期だけは経済効果をあげて株高を招いたものの、その後はさっぱり。

「鰻の蒲焼きの匂いはするが、結局、国民は蒲焼きを食べられずに終わりそうだ」と藤井教授が舌鋒鋭く比喩するのである。 

              □◎△□◎△□▽◎□

また藤井聡氏はメールマガジンで次のように述べています。
まさしく「保守」を名乗っている『表現者クライテリオン』が、保守の、保守による、保守のための安倍晋三批判
を一度徹底しておくべきではないか。それによって、言論における「スジ」を忘れた論壇の「空気」を批判しつつ、この「閉ざされた言語空間」を少しでも風通しのいいものにしておくべきではないか、まず、そういう思いがあります。

藤井▼そんな中で、今回の特集が準拠している大きな思想的な着想、ないしは仮説は、「安倍晋三・器論」というものです。この仮説は、本誌編集委員の浜崎洋介さんがあるTV番組で強調されていたもので、本誌特集の骨格を成す理論的想定、ということになります。

 この仮説は、「安倍晋三」という存在は、世間で言われている事柄や回りの人たちが口にする様々なものが、その整合性や関連を度外視して、何でもかんでも入れ込まれる、一つの「空疎な器」なのではないか、というもの。

つまり、安倍首相が問題なのは、サヨクが言うように、彼が「戦前回帰を目論むナショナリスト」だからではなくて、むしろ戦後そのもののように空虛、かつ幼稚だからです。その「空虛な器」の中に、サヨク以外の全て、例えば安易すぎる対米追従とか、根拠なき改革主義とか、日本人のナルシシズムとか、保守的な気分とかを注ぎ込みながら、なお、それらがもたらす矛盾と危機について徹底的に鈍感でいられること、そのこと自体が、彼が支持され続けている理由であり、また、安倍晋三という人間の危うさなのではないかと。

 
 

【討論】表現者クライテリオン・スペシャル:安倍総理『器』論とは真実か?[桜R1/10/5](再掲)

 

◆表現者クライテリオン・スペシャル:安倍総理『器』論とは真実か?

パネリスト:  
川端祐一郎(京都大学大学院助教)  
小浜逸郎(評論家)  
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)  
西尾幹二(評論家)  
浜崎洋介(文芸批評家)  
藤井聡(京都大学大学院教授)  
室伏謙一(室伏政策研究室代表・政策コンサルタント)  
富岡幸一郎(文芸評論家・関東学院大学教授)
司会:水島総

やっと全部視聴しました。西尾氏が一番迫力があり、実際にインテリの集団である「クライテリオン」はハッキリ発言しているけれど、中には???というお方もいました。
一番上にUPしている「メールマガジン」を読んでから再度見ましたが、西尾・藤井氏らは新鮮な討論でした。
安倍さんについての批評は「やっと取り上げてもらった」という感じですね。

それだけ発言するのに勇気が必要だったことでしょう。
しかしこの斬新な?「クライテリオン」のメンバーも、またその仲間のブログも私は知っていましたが、(藤井氏は別として)時として不快なことも感じましたが、もっと不快な事実は安倍首相が「器」でないのに、国益を損じることばかりしてきているのを許しているという事実です。その取り巻きも自由な批判を封じる集団でもありました。

今まで安倍批判の急先鋒だった西尾幹二氏は、その中でも筋が通っていて怒りがよく理解できます。
韓国のことについて、今まで日本は事なかれにして付け上がらせていましたが、やっと言えるようになった。
そして西尾氏は次の「パワーのあるリーダー」3名を挙げています。
河野太郎氏がその中に入っています。しかし経済問題で「反グローバル」の政治家が保守でほとんどいないことです。

「次世代の党」の三宅博先生は、その中の貴重な「反グローバル主義」でした。
今日はここまでにします。しっかり疲れをとらないとならない、日本はどこを向いても不安です。

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