名前からして偉そうな作曲者名だが、知る人ぞ知る、合唱界では押しも押されぬ存在、本当に偉大な作曲家である。その方の作品、組曲「スピリチュアルズ」を来年の3月4日、福岡市近郊の「サンレイクかすや」というホールで演奏する。例の「大志の歌」と一緒に、である。
音楽でスピリチュアルと言えば黒人霊歌、だが、これは黒人文学を代表するラングストン・ヒューズの作品に曲をつけている。
ここでは2曲目、組曲名と同じタイトルの「スピリチュアルズ」の一部をまず紹介しよう。オスティナートに乗った、バイタリティあふれる曲である。編成は混声合唱以外にピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、打楽器。この日、この楽器群と初めて合わせた。
打楽器がかなり必要なのだが、全て集めるにはかなり駆けずりまわらなければならないので、とりあえずはボンゴ、トムトム、グロッケン、ハイハット、カウベル程度にしてもらったのだが…。
トムトムの音のデカさに、まず参った。本番ではティンパニもあるのだけれど、合唱は聞こえるのかね、と少々心配になる。
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しかし、太鼓を入れるとなかなか面白いのは確かである。
ちなみに筆者は指揮で、ヴァイオリンは影武者、緒方さん。そしてコントラバスは伊藤さん、打楽器の岩崎さん、である。