信長貴富作曲の組曲「スピリチュアルズ」から3曲目、"I am a Negro"
この曲には合唱メンバーのナレーションが訳された詩を語り、歌は原語のまま歌う。ナレーションと音楽が次第に混ざり合ってカオスを作り、真中のクライマックスを作る。緊張感の高い部分だ。
その後、アカペラの合唱で「イエスの足もと」を歌う。緊張感は持続し、悲痛な思いが伝わってくる。
そして、器楽の間奏が、その緊張を解放しつつ、新たな山場を作った後鎮静し、次の曲を導き出す構造になっている。
合唱メンバーのナレーションにはマイクが使えないから、思いっきり演劇調にならざるを得ない。
正しいタイミングで出てくれると良いけれど・・・という心配は杞憂に終わった。やはり難しいのは英語が英語らしく聞こえることのようだ。