こう書くとなかなか風情があるのだが・・・。
10月、長崎県立松浦高校に伺う際の道中のことである。佐世保から車に乗ってしばらくしたら「ほら、山の上を見てください。」と言われた。「ぼこぼこ、立ちよりますよ。」
建設中の風力発電所だった。
ここは九州電力の管轄内。「やらせメール」で問題にされている玄界原発も十数キロ先、そう遠くではない。
電力会社は、原発が必要という世論を作りだすために、やらせのメールまで使って、ということが問題にされているようなのだが、なんだ、一方ではちゃんと風力発電を作ってるじゃないか。
一歩間違えば危険極まりない原発より、風力発電の方が、何かにつけ簡単で安全なのは火を見るより明らかだ。
電力会社も、本音のところでは風力発電をやりたいのではないか?
福島のことが無くても、あのように危ない原発をわざわざ作るのは国策であって、電力会社の本意ではなかろう。ただ国策に従っただけのはずだ。
それが、現状のように悪者扱いされるのは、どうも腑に落ちない。
その政策を進めた政治家の扱いは時効なのか?
その存在も、すでに新聞では報道済み。それを今頃あいつが悪いなんて言っても、誰も浮かばれないかもしれないが。
本当に悪いのは、その政治家達をそのように操った存在だろう。国民の関心がそちらに向く時、本当の解決を見る日が来るのだと信じている。