フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

4月11日の日曜日は春の全ての要素を凝縮した一日でした

2010年04月12日 11時18分11秒 | Main
花曇りで明けた日曜日は昼ごろには青空が広がり気温も24度くらいまで上がった。
多くの人で賑わうサクラソウ自生地のトピックは何と言っても10裂で雌しべの柱頭が2つのサクラソウ(4月3日記載)だ。


10裂・2柱頭のサクラソウなどを観察する人々

「よく見つけたわネ」の言葉が再三聞かれたが、田島ヶ原サクラソウ自生地には生字引がいる
花の時期以外にも日参して特別天然記念物の4.26ヘクタールを隈なく熟知。何処に何があって、何が芽吹いた、一輪花が咲いたなどの日々の情報にも詳しい田口時男さんだ。名前はトキオさんではなくヨシオさんが正しいという。


C区の奥から自生地と駐車場方面を望む

もう一人の情報ツウはチョット頑固な84歳の青木実さんだ。18日まではマシンの故障でサクラソウ情報を発信できずにいるが、今日も来て、来場者に嬉しそうに4裂のサクラソウを紹介していた。


同じ株でも1輪だけが花びらが4裂です

穏やかなお花見日和の日曜日だったが夕方には突風が吹き荒れた。鴻沼川畔の桜並木の遊歩道を帰る途中の16時半頃、花に嵐の譬え通りの突風にそれこそ落花狼藉、花びらが牡丹雪のように舞い散って進むのも苦しいくらいだった。
春の要素がすべて凝縮したような今日一日だった。


桜の花びらが落花狼藉、遊歩道でも波打っていました
鴻沼川にも花びらが降り注いでいました