今、さいたま市の荒川左岸周辺の水田地帯の農道脇や畔を白く彩っているのはオランダミミナグサ、タネツケバナそしてノミノフスマ等でキュウリグサも群生している。
オランダミミナグサは粉白色の花が固まってつき花弁の切り込みが深い
ナデシコ科のオランダミミナグサは明治末ごろ渡来したヨーロッパ原産の帰化植物だがその旺盛な繁殖力で在来種のミミナグサを駆逐してしまい、荒川周辺でもオランダミミナグサのオンパレードだ。
サクラソウのアクセサリーみたいですが 錦乃原桜草園にて
田島ヶ原サクラソウ自生地にはミミナグサが僅かにあるが、小さくてまだ蕾も持っていない。
ミミナグサは07年に小石川植物園で偶然に見つけた。でもその後は全然だ。何とかして見つけようと目を皿にしたがここもオランダミミナグサばかりだった。あきらめかけた時にやっと一株見つけた。
茎が褐色を帯び、対生する葉がネズミの耳に似る
コスモポリタンの外来種は何によらず在来種より強い。このままではオオイヌノフグリに駆逐されたイヌノフグリと同じになる。頑張れミミナグサ!!
花柄が長く花はまばらにつきます