フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

晩秋の野付半島に咲き残っていた花たち No1

2011年11月04日 21時48分53秒 | 花の和名
北海道2日目の11月1日の野付半島はほとんど風が無く日差しも暖かかった。
前日まで動いていたらしい馬車路の入り口近くにはハマナスの赤い実がかなり残っていた。
ハマナスはバラ科の落葉低木。漢字表記は浜梨だが東北訛りでシがスになったという。果実は食べられるが梨とは不思議なくらい似ていない。一説に茄子の古い栽培種の中に似ているものがあるので浜茄子でもおかしくないという。


偽果(液果)の中には痩果がたくさん入っています

木質化したコウゾリナが花を咲かせていた。コウゾリナ(髪剃菜、顔剃菜)はキク科の越年草。茎や葉に剛毛がありそれで顔も剃れるというのが由来のようだが木質化した茎の刺は生易しいものではなさそうだ。

途中にはエゾノシシウドだろうか大きな複散形花序にたくさんの実がついていた。
そしてキク科のノコギリソウの白い花もところどころに見られた。


約7mmのエゾノシシウドの果実がいっぱいに付いています
ノコギリソウの葉はほとんどが紅葉していましたが・・・