フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今、河川敷を彩るノイバラ、クコ、ツルウメモドキの赤い実

2011年11月30日 19時02分12秒 | Main
河川敷の放棄台地で見つけたノイバラ、クコそしてツルウメモドキの赤い実は正確に調べてみると作りは3者3様だ。
それぞれ晩秋からの河川敷では華やかに見える果実でその中でも一番多く見られるのはノイバラ。直径1㎝に満たない赤い実は萼筒が大きくなった偽果で、中に入っている多くの種子みたいなのが正しくは痩果と言う果実という。偽果とは子房以外の部分が果実のようになったものを言うという。


完熟した果実は甘くて香りが良いというが

クコの実は正真正銘の果実で、艶のあるルビーのような実は正確には液果といい中には扁平な種子が10~20個入っている。


ナス科の落葉低木で実も葉も食用になり、強壮薬になる

ツルウメモドキの果実は赤ではなく黄色の球形、熟すと3つに裂ける蒴果だ。出てくる赤いのは仮種皮といい種子の表面を覆う付属物で種子はその中に入っている。赤い仮種皮がきれいなので生け花などによく使われるという。


ニシキギ科の落葉蔓性木本で雌雄異株。円内は仮種皮と蒴果