風もない好天なので友人の墓参りに多磨墓地に行ってきた。
多磨墓地表門近くの散り際の紅葉
いつもは2~3の友人と一緒だが今回は一人で、案内図を持っていかねばとんでもない方向に行くところだった。帰路もやっと表門に出られる始末。でもおおらかな性格だった友人との一時を持てて嬉しかった。
久しぶりなので野川公園に足を延ばした。意外に近かく20分くらいで正門に着いた。自然観察園に行く道は慎重に案内板を確認して歩いた。イチョウなどの落ち葉が厚く敷き詰めている所からは次々と小鳥が飛び立った。シジュウカラのように見えたが胸や腹、背が赤褐色のヤマガラだった。
シジュウカラ科のヤマガラ。ヤマゲラは黄緑色のキツツキ
自然観察園に入ると枯葉の上をたくさんの小さなチョウがヒラヒラと飛び回っている。ほとんど止まってくれず、動画は撮ったが、静止画はやっと一枚だけだった。
やっと止まったクロスジフユエダシャク
事務所に尋ねるとこの時期に現れるフユシャクガの一種でクロスジフユエダシャクという。幼虫が尺取虫でほかの生物がほとんどいなくなった12月の初旬に大量発生するという。蛾の一種で夜行性のものが多いがこの種は昼行性で、メスは羽が無いかあっても小さくて飛べないという。飛んでいるのはオスだけで枯葉の下などにいるメスを求めて忙しく飛び回っているらしい。時期さえ間違えなければ普通に見られるようだが私には初めての経験で、何とも不思議な光景だった。
自然観察園で唯一花が咲いていたリュウノウギク