フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

8月の「ついたち観察会」はカブトムシとも出会いました

2013年08月03日 11時27分25秒 | Main

私が提唱して始まった田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の自主観察会の「ついたち観察会」、第3回目の8月1日は小雨が9時頃まで降り続いた。雨の場合は自動的に中止にしているので、まず誰も来ないだろうと思いながら自生地に向かった。
でも、嬉しい事に女性3人男性4人の会員が集まり、飛び入りの男性も加わって8名の観察会になった。そしてもっと嬉しかったのは自主観察会だけに連絡通信費は私の自腹なのを察して、Mさんが80円の記念切手シート2枚を持ってきてくれた事だ。

朝早くないと萎んでしまうコカモメヅルの小さな赤紫色の花が多く見られたのは曇天のお蔭だ。場所によっては左右に足を広げたような袋果も見られた。


ガガイモ科のコカモメヅル

ウマノスズクサにはジャコウアゲハの幼虫がたくさんついていた。茎を食べてしまうのでかなり枯れている葉も目に付いた。近くに黒いオスがヒラヒラ飛んで来たり、見学途中で薄い褐色の大きなメスの姿も見られ、ジャコウアゲハ舞うサクラソウ自生地が現実になってきた。


ウマノスズクサの葉につくジャコウアゲハの幼虫
メスのジャコウアゲハ

コバギボウシが咲き始め、名前の由来の橋の欄干についている擬宝珠のような蕾が多く見られた。ユリ科の多年草の薄紫の花がこれから全域で見られるようになる。
オトギリソウやアゼオトギリが我々を歓迎してくれたのか多くの花をつけ、小さなミズタマソウも咲いて、キンミズヒキの黄色い花穂も見られるようになった。


コバギボウシは横向きまたは下向きに花をつけます

クヌギの樹液にカブトムシ、カナブン、アカボシゴマダラが群がって、鴨川べりでは雄雌のカブトムシが仲良く樹液を吸っていた。腹部を背面に折り曲げたハラビロカマキリは幼虫の特徴というが初めての私には不思議なポーズだった。


レディファーストでオスはじっと待っているようです

風ひとつなく湿度が高かったが、空は次第に明るくなり雨の心配は全くなくなった。虫類をも含めた観察会は11時45分和やかな内に散会した。