先週に引き続いて大崎園芸植物園に行ってきた。
樹木園では先週きれいに黄葉していたトウカエデがすっかり葉を落として枝だけを空に伸ばしていた。白い花がアチコチにと思ったのはワタの綿毛だった。今頃まで付いているかのと思いレンズを向けたが展示室に入ると窓際に鉢植えがたくさん置いてあった。
たまたま居合わせた職員の方の話では暖かいので多く残っているとの話から、花は大型で色が変わってきれいですよと教えてくれた。酔芙蓉と同じで朝は白く夕方になるにつれて赤くなるという。
ワタはアオイ科の多年草の総称で、綿や油をとるために広く栽培され、日本で古くから栽培されているのはGossypium arboretum L.。白い綿毛は種子を風に乗せて飛ばす役割をする。
ワタの名の由来は衣類などの中に詰め込まれるワタ(腸)の意からとか、アタタカ(温)が縮小転訛したとか、その他諸説あるようだ。
属名のGossypiumはラテン語の腫物の意のgossumからで、果実の形が似るからという
田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気に大寒のレポート「出会ったのはオスのモズ一羽だけでした」をアップしましたのでご覧頂ければ幸いです。