告別式に変えて
永かった様な、短かった様なこの世での修行をようやく済ませ6月7日見知らぬ世界へと胸を膨らませ出立致しました。悪がき時代に始まり熟年期までそれぞれに、よい出会い、そうでもないものが有り影響を受けながら、まあ満足のいく人生にすることが出来ました事、係わって頂いた皆様に深謝です。本当に有難う御座いました。
何より感謝は結婚当初、お互い空気のような関係を一生保てれば良いねと願った事を何も言わずに実践してくれた我がカミさんへのものです。思ったように生き、やりたい事が出来ました。本当に有難う。
この世にひっそりと現れ、足跡を消し静かに旅立っていく、私の美意識です。 此岸で楽し、また彼岸でも
では皆様、御機嫌宜しゅう。
平成28年6月9日
突然ですがお先に失礼です。ほんとうに永い間お付会いいただきました。ありがとうございました。
原文はハガキに縦書き、日付と最終の文章は手書きでした。公表していいものかどうか迷いましたが、生前の彼はわがままな私のやることに関して常に黙ってニコニコ見守ってくれたので、あまえる事にしました。慌てて奥さんに電話をしてお聞きした事は次回にまとめます。