武蔵浦和駅に新聞を買いに行った。生憎外の売店では目的の新聞が売り切れていた。中の売店ならあるだろうと思いチョット入れて貰おうと自動改札の脇に行った。男女の若い駅員かいて手前の女性に訳を話した。聞きおわると「入場券をお買い求めください」と至極明快に答えが返ってきた。新聞が外では売り切れているのでチョット買い求めるだけなのでと言っても「皆さんにそうお願いしています。」とケレンミも無い。規則で当然の事と実におおらかだ。隣の男性職員は気の毒そうな顔でうなづいている。
駅中のお店などができてチョットという客が多いのだろうか。あまりに当然の顔で爽やかにのたもうた。新聞がいくらで入場券がいくらなどは全く意識の外なのだ。これがきれいに整備された武蔵浦和駅の人情を切り捨てた現実なのだろう。本当かウソか便宜を図った方がいいかその必要が無いかの見極めは無理なのだろう。住民に親しまれる駅はそんなちょっとした気配りと思うのはこちらの勝手だろうか。男性駅員の気の毒そうな顔を救いに帰ってきた。