フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

北観察路からのB区に多くのサクラソウが見られます

2018年03月30日 16時07分58秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原サクラソウ自生地ではサクラソウがまだ小さいものの多くの花を咲かせていた。
今日3月30日は田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地研修会で荒木先生の解説で自生地を観察して歩いた。優勢なノウルシをどう抑制していくかを先生の実験を通してお話しされた。4月下旬ころ地上部を剪定すると翌年の生長の養分を蓄える力が弱くなり、生長が抑制される効果があるという。実際前年に行なった実験区域ではノウルシの生長が抑制されていた。今ノウルシが黄色い花を咲かせているB区には観察路からは見えないが多くのサクラソウが花を付けているとも説明されていたので、実験が成功して敷衍されていくのが楽しみだ。

D区のサクラソウの群生。同じ色や形の花なので一つのクローンという

長花柱花、短花柱花の別では咲き始めの頃は短花柱花が多そうだとのお話だった。オギとヨシの割合はやはり5:1くらいで昔ヨシが多かったという事と比較すると湿地を好むヨシが大幅に少なくなっているのは乾燥化が進んでいる証拠だろうともおっしゃっていた。

秋ヶ瀬緑道の桜はちょうど満開の美しさだった

桜草公園の桜も満開で明日明後日の週末はまさに百花繚乱の見事さだ。