フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

桜 金継ぎサークルの活動に初めて参加しました

2018年10月16日 22時08分23秒 | 身辺雑記

桜金継ぎサークルの活動に初めて参加させてもらった。
とにかくきんつぎ(金継ぎ)という言葉も知らなかった全くの初心者だ。ネットで見ると、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。(ウィキペディア)とあった。

今日は縁の欠けた茶碗の修復だった。茶碗や使用するものは全てそろえてくれて言われたとおりにすればよかった。欠けた部分のクリーニングをして漆を埋め込めばよかった。後で削るので盛り上げていいとの事だった。同じテーブルの男性は高価な茶の湯の茶碗の修復をしていた。
金継ぎのポイントは時間がかかることのようだ。作業の時間ではなく接着剤の漆を乾かす時間が大切のようだ。色々なものを並行して作業していくと面白そうだ。
僕が取り組んだ茶碗の小さなかけもその日の作業はかけた所の埋める事だけでそこを滑らかにするのは乾いてからで次週の作業になるようだ。

作業している雰囲気は和やかで居心地がいい。作業自体は結構細かいが、それぞれが独立して集中しているので、時間の経つのは早い。

漆を使うのでかぶれないように使い捨ての手袋は必需品だ。でも、手袋さえしていれば心配はいらない。金粉は高いので銀や錫も使うようだ。

漆は一般的には塗料として使われる。漆を塗られた道具は漆器だ。伝統的な色は黒と朱だが昭和以降はそれ以外の色もかなり自由にだせるようになったという。
漆は熱や湿気、酸、アルカリにも強く腐敗防止、防虫の効果もある。紫外線を受けると劣化する。
江戸時代に漆を接着剤として用いる事もよく行われ、金継ぎが生まれ、工芸的価値が高まったようだ。漆の中に含まれるラッカーゼという酵素が液体から個体に変化させ、温度が20~25℃で湿度が75~85%の時に一番活性化するという。

お問い合わせ・お申し込みは 桜環境センター(048-710-5345)へ


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