また熱を出したという孫の顔を見に町田に出かけた。ただ孫に会うだけではもったいない。調べてみると昭和薬科大学の薬用植物園が土曜日には一般公開していた。玉川学園前駅から徒歩15分とある。
山坂が急だったが迷うことなく着いた。塀の外にコバンソウが群生していた。珍しい植物ではないがとにかく数が多かった。
植物園に入るとやはり名も知らない植物だらけだ。
イブキジャコウソウはシソ科イブキジャコウソウ属の小低木。草かと思ったがさにあらず、小低木で、茎が細く地表を這いよく分枝するという。枝には短い毛があり、直立しても高さは3-15cm。葉は茎に対生し、全体に芳香があるという。
ギョウジャニンニクはAPG分類ではヒガンバナ科ネギ属の多年草。生育速度が遅く播種から収穫までの生育期間が5年から7年と非常に長いことから、希少な山菜とされるという。
ギョウジャニンニクという名前の由来は、山にこもる修験道の行者が食べたことからとも、食べると精が付き過ぎて修行にならないので食べることを禁じられたからとも言われる。
セリ科の二年草のアサフェティダの表示名はアギとなっていた。とにかくひょろっと高く伸びてまあるい花を付けている。その長い茎から採れる樹脂状の物質を香辛料や生薬として用いるようだ。でもこれはニンニクやドリアンに似た強烈な臭いがあるという。
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