フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

70周年のパンフも活用して、昔ながらの自然に遊んで頂きたい

2022年03月24日 18時52分10秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

明日3月25日からいよいよ田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の今年の現地活動開始だ。
非常事態宣言は解除されたとはいえ、まだまだパンデミックのリスクは大きい。影響で現地活動も縮小を余儀なくされている。
でも我々ボランティアとしてはせっかく来て頂けるお客様に少しでもお楽しみいただきたい。今年は特別天然記念物指定70周年なのでその記念のパンフレットも作成している。従来のパンフレットと併せてご活用いただき、よりよい時間をお過ごし頂きたい。

一面のノウルシ。サクラソウより生長が早くもう花を咲かせている

サクラソウ自生地に多いノウルシだが、この植物も全国カテゴリーではサクラソウと同じ準絶滅危惧種(NT)だ。むやみに駆除するわけにはいかない。花のつくりは杯状花序という面白い形なので是非観察して欲しい。

パンフレットにも記してあるが、天然記念物指定は地番でされている。ここに生える植物はサクラソウを主人公としてすべてが支え合って自然を形作っている里地の植物たちだ。

ツボスミレも開いている。昔は普通に生えていたスミレなのにどんどん生育場所は狭められている。
今、荒川河川敷は治水第一で植物は外来種天国だ。野菊咲き乱れる堤防などは夢のまた夢だ。そんな中で昔ながらの自然を残している田島ヶ原はますます貴重な存在だ。

是非おいで頂き、里地の自然の中をパンフレット片手にご散策ただきたい。



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