フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

夏の太陽の力がしまわれた柚子の湯でエネルギーを貰いました

2008年12月21日 23時13分43秒 | 風物詩
冬至は一年で昼の時間が一番短く太陽が一番衰える日であり、それは復活する起点の日とも云え中国では太陽がまた蘇る「一陽来複」の日とされた。日本では昔からこの日に柚子湯に入り、冬至粥を食べる習わしがある。これは夏の太陽の力が冬になると植物の果実の中にしまわれその一つが柚子であり小豆であった。そんな事から柚子湯に入り小豆粥を食べて太陽の復活を祝うとともに生命力を養なった。


ご近所の生垣の山茶花(携帯にて)

大意上記の事を日本の歳時記35巻に「香り高い柚子湯に命を養う」と題して長谷川櫂が書いていた。
夜が一番長いので香りがいい柚子湯にゆっくりつかって冬の寒さを和らげる。そんな単なる習慣くらいに考えていた私には実に新鮮な文章で、どうしても柚子湯に入らねばとの気持になった。
センシティブすぎると思うが、上がってからよく温まりあらたなエネルギーを貰ったような気になった。
それにしても「夏の太陽の力が植物の果実の中にしまわれる」という発想は素晴らしく、実に雄渾だ。


近くの小学校のイイギリの実。ヒヨドリがうるさく鳴き合いながら食べに来ていたので年末までには総て食べつくされるでしょう(携帯にて)


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