ヤマノイモは雌雄異株、雌花は下向き雄花は上向きに花をつける

今朝はサクラソウ自生地で去年からの課題だったヤマノイモの雌花を見つけて感激。いままではほとんど見られなかったのにアチコチに咲いていた。

ヤマノイモの雌花は垂れ下ります

ただ、葉や茎の様子を見るとナガイモのようだ。ヤマノイモとナガイモは同じものと思っていたが、ナガイモは栽培品が野生化したもの。茎や葉柄が紫褐色で葉のヘリも時に紫色に縁取られるのが大きな特徴という。

白い雌花の下の膨らんだ花茎の様な緑色は子房です

しかし両者ともムカゴができるし地下には食用のイモができ、そして葉はヤマノイモ科の中でこの2種のみ対生で、敢えて区別する必要ないように思えるが、分類学上では別種なのだろう。

雄花は上を向いて多くの花をつけるので目立ち易い