ベランダで干し物をしていた女房殿の耳に塀のキカラスウリを見ている散歩中らしきご婦人の会話が飛び込んできたという。
「カラスウリにしては大きすぎるし、黄色だね」
「カボチャかしら。でも小さいし、柔らかいよ}
「何だろうね。不思議な実だね」
納得がいかないけど仕方なさそうに遠ざかったという。
キカラスウリはすっかり黄色に色づいて、葉を落としているので果実だけが余計に目立つ。
大きいのは約10㎝はありそうだ。ウリなので中は種が規則正しく並んで、果肉は甘い。
この引込線の所に結実した実はどう逆立ちしても人工授粉させられない高さにある。雌花にも自家受粉できる雄しべがあるのだろうか。今年の大いなる不思議の象徴だ。
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