ヒメエグリバの幼虫に続いてヒメアカタテハの幼虫にお目にかかった。
イヌホウズキの大きな株につられて堤防の斜面に降りると、新しく伸び出したヨモギが白い大きな花のようなものを付けていた。よく見ると葉が裏返しになっているようだった。自然現象にしてはチョットおかしい。何かが巣を作っているのだろうか?と思い付近を見回すと他にもあった。
イヌホウズキの大きな株、荒川土手では今多く見られます。
大きな花の蕾のように見えるヒメアカタテハの幼虫の巣
開けてみると中に小さな黒い毛虫がいた。調べてみるとヒメアカタテハの幼虫だった。まさに巣で、食草はヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなどのキク科やイラクサ科のカラムシなどという。
成虫は平地から山地の明るい草地や堤防に普通で、秋に多く見られるというが、荒川ではツマグロヒョウモンの勢力が強い。
野菊の吸蜜をするヒメアカタテハ 2013年11月17日撮影