フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ヒメアカタテハの幼虫の巣にも出会いました

2014年12月03日 17時38分50秒 | 荒川河川敷

ヒメエグリバの幼虫に続いてヒメアカタテハの幼虫にお目にかかった。
イヌホウズキの大きな株につられて堤防の斜面に降りると、新しく伸び出したヨモギが白い大きな花のようなものを付けていた。よく見ると葉が裏返しになっているようだった。自然現象にしてはチョットおかしい。何かが巣を作っているのだろうか?と思い付近を見回すと他にもあった。

イヌホウズキの大きな株、荒川土手では今多く見られます。

大きな花の蕾のように見えるヒメアカタテハの幼虫の巣

開けてみると中に小さな黒い毛虫がいた。調べてみるとヒメアカタテハの幼虫だった。まさに巣で、食草はヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなどのキク科やイラクサ科のカラムシなどという。

成虫は平地から山地の明るい草地や堤防に普通で、秋に多く見られるというが、荒川ではツマグロヒョウモンの勢力が強い。

野菊の吸蜜をするヒメアカタテハ 2013年11月17日撮影


アオツヅラフジにきれいなヒメエグリバの幼虫がたくさんいました

2014年12月02日 13時03分47秒 | 荒川河川敷


江川のフェンスに絡んだアオツヅラフジが黒く熟した液状の核果を多く付けていた。

ふと気づくと、黒い体に赤と黄色の斑点が鮮やかな毛虫が4~5匹盛んに動き回っていた。
尺取虫のように体を円くして進んでいるのもいて、何匹かシャッターを押した。

4~5㎝の長さで体の中ほどの疣足が退化しているので、尺取虫のような動きをする

帰ってアオツヅラフジの食草で検索するとチョウ目ヤガ科エグリバ類の蛾で、ヒメエグリバとあった。翅がえぐれているのが名の由来という。写真で見ると枯葉のような色と形で、幼虫のような美しさどころか奇妙な成虫だ。6~10月に見られ、モモ、ナシ、カキなどの果実の液を吸う害虫という。
成虫は昆虫エクスプローラのヒメエグリバ参照