立春のサクラソウ自生地は青空が広がり、風がほとんどなかったので暖かく感じられた。
草焼き後の自生地には植物たちが芽を出し始め、一番優勢なのはやはりノウルシで、アチコチに赤い芽を出し始めていた。一番早くから花を咲かせるアマナも葉を出し、サクラソウの芽生えはようやく小さなのを見つけた。
ノウルシの芽生えは赤いのが圧倒的に多い
ユリ科のアマナは葉の間から花茎を立てるが、芽生えは1本だけです
サクラソウの早くからの芽生えはいつも斜めです
E区の鴨川よりの柵の上にジョウビタキの雌が飛んできた。今冬初めての出会いで嬉しかったが、忙しく飛び去ってしまった。ジョウビタキはヒタキ科の冬鳥で全長は約15センチでほぼスズメ大、雄は頭が銀白色、顔は黒色、腹は赤茶色で、雌は体が灰色味のある茶色で、翼に白斑がある。あまり人を恐れない鳥で「バカッチョ」という地方名もあるが、このところはご無沙汰だったので嬉しかった。
ジョウビタキのジョウは尉で、能で老翁の事。頭の白さから。ヒタキは鳴き声から
ミゾコウジュ、キンミズヒキの芽生えも見られた。
ミゾコウジュは環境省レッドリスト準絶滅危惧( NT)