フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

シムラニンジンがもう蕾を付けていました

2015年06月17日 18時39分21秒 | 荒川河川敷

曇天だったが雨はほとんど降らないとの予報に一週間振りに荒川河川敷の原野に出かけた。空は一面の雲で何時降ってもおかしくない状況なので最初にシムラニンジンを観察。ヨシなどは雨粒で覆われ行き着くまでにかなり濡れてしまった。でも蕾を付けているのを見られてラッキーだった。来る途中でハンゲショウが葉を白くしてるのが見られた。

半夏生(7月2日頃)に白くなるのが名の由来とも半分白くなるので半化粧とも。ドクダミ科の多年草

シムラニンジンはセリ科の多年草で絶滅危惧Ⅱ類(VU)の希少種

今日は目に見えて大きくなってきたオオブタクサと草地を覆い始めたヤブガラシの抜き取りをした。原野では絶滅危惧Ⅱ類(VU)のノカラマツが花弁が無くて萼も早落性で長い花糸と黄色い葯が目立つ花らしくない花をいちめんにつけていてどうみても希少種とは思えないが荒川河川敷だけの特殊現象なのだろう。

途中で折られた所から枝を叢生させているオオブタクサの生命力に脱帽

若い花でたまたま萼がまだついているキンポウゲ科のノカラマツ


何故か続けて繁殖に勤しむ蝶など短時間に多くの蝶に出会いました

2015年06月15日 19時05分26秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

鴨川べりに出るとヒメジョオンにベニシジミがきていた。カメラを向けてみるとどうやら交尾しているよだ。2~3枚撮ったところで邪魔が入って飛んで行ってしまった。
目を転じるとモンシロチョウが2羽絡み合いながら飛んでいた。奇妙な事に突然一羽がお尻を立てて寝転んでしまった。もう一羽は周囲を飛び回っていたが、そのうちに飛んで行ってしまった。

右下の蝶はもちろん交尾を誘っているのでしょうが逃げられてしまいました

この日はチョウによく出会う日でイチモンジチョウ、コミスジにも出会った。

食草がスイカズラ科などのイチモンジチョウ

食草がマメ科というコミスジはサイカチの木の周辺をよく飛んでいる

最終はモンシロチョウでちょっと見には分からなかったが深く交わっていて、近づいたら番ったまま飛んで行ってしまった。


荒川中流域のエンハンスネイチャー荒川・江川を訪ねました

2015年06月12日 12時03分00秒 | 荒川河川敷

希少な荒川中流域の自然を保全・再生しているNPO法人エンハンスネイチャー荒川・江川を訪ねた。
最初に代表の小川さんから色々説明を受けた。なるべく自然に任せて保護育成している方式で、埼玉県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)のノハナショウブが一茎芽生えたのを種子を採取し少しづつ増やしてきた事など写真を交えて話された。

切手などにもデザインされているルリボシカミキリが歓迎のために一番に出てきてくれました

園芸種のハナショウブの原種のノハナショウブ。花びらの根元の黄色い筋が特徴

全員が長靴に履き替えて入った観察路は本当の湿地で、2.5メートル以上に伸びた両側のヨシはみずみずしく元気がよかった。

半袖の若人たちは両側から迫るヨシの葉に戦々恐々でした

新しいAPG分類ではキョウチクトウ科に分類されているコバノカモメヅル


なんなんナツメの花が満艦飾についています

2015年06月10日 18時02分42秒 | 身辺雑記

ナツメが今年も5ミリくらいの小さな薄黄緑色の花をいっぱいに咲かせている。小さな花は横断陸橋の手摺のすぐそばに咲いていてよく観察できる。クロウメモドキ科の落葉高木と知ってなんで?と思った。でもよく考えてみると花を間近に見ているのは陸橋の中ほどの高さの所だった。これだけ近くで見られるのは本当にラッキーなのだ。花はかたまって付くので結構時間差があり、一塊の中に色々な成長段階の花があって面白い。

花弁と萼片は5個で先が尖って花弁状に見えるのは萼で、花弁はその間の小さなさじ形で雄しべと重なっている

上の正面を向いた花の花弁は良く見える

公園の雑草が伸びた芝生広場に見慣れない小さな植物があった。マンネングサの一種だったらいいが、先日テレビで放送していた実に刺があるメリケントキンソウだったら大変だと思うが、まださいたま市には侵入は言われていない様なのでまさかと思う。
メリケントキンソウは南アメリカ原産のキク科の一年草で痩果になるとトゲがあり素足などで踏むと痛いという。

根元まで辿ってみました。写真で見ると丸い実のようなものが付いているので他の植物のようですが


芒種のサクラソウ自生地をご覧ください

2015年06月08日 12時25分04秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のHPに芒種の自生地模様をアップしたのでご覧ください。


サクラソウの果が割れて中が見えました
  http://genki365.net/gnks13/pub/sheet.php?id=114860

今サクラソウ自生地に行く途中ではアカメガシワが鴻沼川のほとりに繁茂して大きな葉を揺らし、花穂を立てている。アカメガシワはトウダイグサ科の落葉高木で空地など太陽の陽のある所によく生える先駆(パイオニア)植物と言う。崩壊地などにまず生える繁殖能力の強い木のようだ。雌雄異株でそれぞれが面白い花穂をつける。

雌株の花穂たち

新葉が赤いのが名の由来

雄花穂はスマートだ