フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ユウガギク咲き乱れるサクラソウ自生地で15日観察会は好天に恵まれました

2015年10月15日 22時19分29秒 | 身辺雑記

サクラソウ自生地の観察路の両側ははユウガギクの白い花に覆われています。今日10月15日は好天に恵まれ、楽しい観察会でした。いつもとは逆コースで、すぐに第2自生地に行き咲き揃ったノコンギクや盛りは過ぎたタイアザミを鑑賞。ユウガギク咲き乱れる北観察路に戻ってその違いを確認。といっても冠毛の長さや葉のザラツキが見分けのポイントで、よく似る両者だけに種名にこだわらず野菊で総称してしまっていいのかもしれない。


キツネノマゴも花盛り。小さな花が虫を呼んでいた



キタテハが懸命に樹液江尾吸っていました


キクヅキコモリグモ(菊月子守蜘蛛)と教えて頂きました

2015年10月12日 18時28分13秒 | 身辺雑記

前回の[改訂1010]荒川河川敷に大量発生しているクモはいったい何者?は日本蜘蛛学会にお尋ねしたところ早速回答を頂きました。「おそらくキクヅキコモリグモだと思います。雨で地面が水浸しになったとかでしょうか?でしたらそれを避けて、高いところに逃げてこうなったのかもしれません。」との事でそう珍しい現象でもなかったようです。
キクヅキコモリグモ(菊月子守蜘蛛)は水田や湿地などに生息するコモリグモで、全体的に明るい茶褐色で、頭胸部中心の腹部寄りに黒い縦線があり、腹部にも特有の模様があるのが特徴という。イネの害虫の総合防除の一員としてキクヅキコモリグモLycosa pseudoannulataが使われ、益虫的存在ともあった。
何より名前がいい。菊月は旧暦9月の異称で特にこの月だけに発生するのではないが多く見られる事からで、子守蜘蛛は幼虫をお腹に乗せて育てる事からという。

タコノアシのアップ、花弁は無くエンタシスみたいのは5本の雌しべ、雄しべは10本

今多く見られるヤブマメは地上の豆果に加え、地中にも実を付ける変わり者

荒川河川敷を彩っているユウガギクカントウヨメナの花インデックスを改訂したのでご覧ください。


[改訂1010]荒川河川敷に大量発生しているクモはいったい何者?

2015年10月10日 10時33分20秒 | 荒川河川敷

9月21日に大雨後初めて荒川自転車道を走った。ゴルフ場沿いから横堤沿いに田んぼ地帯に入ると荒川運動公園との境のヨシの群生にクモの巣が白く盛り上がっていた。今まで見た事が無い現象だった。ヨシを覆った巣の内外を多くのクモが動き回っている。たくさんのクモが活発に動いて気持ちが悪いくらいだった。

上記2枚は9月21日撮影

初めて見る光景でとにかく数の多さには度肝を脱がれた。
クモは全く分からないので調べてみると、クモは集団ではほとんど行動しないとあった。それなら何故。
疑問が膨らんで翌22日の6時半ごろに現場に行ってみた。ハチの分蜂と同じでもう何も居なくなっているかもしれないと思ったが、動きこそ少なかったがまだそのままだった。反対側からもよく見ると規模が非常に大きい。近くにいた地元の人に聞くと先日の大雨で流れ着いたワラクズの中にたくさんいるという。足を踏み入れてみるとそれこそ蜘蛛の子を散らすように出てきた。
調べるにもほとんど手掛かりが無く何というクモなのか?よくある事なのか全くわからない。


下の2枚はヨシにかけられたクモの巣と豪雨で流されてきたワラクズ。9月22日撮影

しばらく留守にした後の30日にまた行ってみた。ヨシなどに掛けられたクモの巣は多く残っていたが、巣の中にたくさんいたクモたちは全く見られなかった。但し、流れ着いたワラクズに乗ると相変わらずバラバラと飛び出してすぐに消えた。
今日は図書館に行ってクモの本を借りてきた。クモの形からコモリグモの一種か、ヨシやススキの上を徘徊しているオスクロハエトリかとも思うが、自信はまるで無い。とにかくなぜあのように大量のクモが発生したのか、その正体は何だったのか、その謎が知りたくて改訂してみた。

ワラクズの中から飛び出してきたクモ。また藁の中に帰った。15年9月30日撮影


長崎で出会ったチョウたちNo2

2015年10月06日 03時15分35秒 | 身辺雑記

長崎で最初に見かけたのはやはりナガサキアゲハ、長崎の家の庭を飛んでいた。大きくて黒くて白斑があるのですぐわかる。2日目に行った間の瀬の途中で、街道沿いの高台に群生していたクサギに集まっているのを見つけた。数多いのは初めてだったのでしばらく立ち止まってチャンスを狙った。でも、意外に用心深いようで高く舞ったりしながら私から見えない所に止まっていた。先に進むと盛りは過ぎたヒガンバナに来ているのが多く見られた。大形のチョウなので花に止まっても絶えず羽ばたいている事が多かった。
現在はもうかなり北まで行っていると思うが、東京では普通に見られナガサキアゲハの北上が温暖化の指標にされているようだ。

メスばかり3羽がクサギの近くでじゃれ合っていました

オスの表は黒色、前翅の基部に赤斑があり、後翅に青藍色の鱗粉が弱く散布される

メスは前翅の基部に赤斑があり、後翅中央に大きな白斑が並ぶ

また、さいたま市でも見られるアカタテハとも出会った。


種々のオシロイバナが咲き乱れていました

2015年10月04日 21時29分56秒 | 身辺雑記

少し日射しが弱くなったと思った3時半頃散歩に出かけた。
この時期になるとオシロイバナは夕方早い時間でも花を開き始める。大きな群生があった。色々な色の花がある。赤や黄色の混じりあった花、斑入りの花、見回すと様々で興味は尽きない。


オシロイバナは江戸時代始め頃渡来して栽培され始めたようだが、現在では野生化したものも多い。
花弁に見えるのは花弁化した萼で散り落ちても根元が残り、果実を包む。種子の胚乳が白粉のようなのが名の由来と言う。