9月21日に大雨後初めて荒川自転車道を走った。ゴルフ場沿いから横堤沿いに田んぼ地帯に入ると荒川運動公園との境のヨシの群生にクモの巣が白く盛り上がっていた。今まで見た事が無い現象だった。ヨシを覆った巣の内外を多くのクモが動き回っている。たくさんのクモが活発に動いて気持ちが悪いくらいだった。
上記2枚は9月21日撮影
初めて見る光景でとにかく数の多さには度肝を脱がれた。
クモは全く分からないので調べてみると、クモは集団ではほとんど行動しないとあった。それなら何故。
疑問が膨らんで翌22日の6時半ごろに現場に行ってみた。ハチの分蜂と同じでもう何も居なくなっているかもしれないと思ったが、動きこそ少なかったがまだそのままだった。反対側からもよく見ると規模が非常に大きい。近くにいた地元の人に聞くと先日の大雨で流れ着いたワラクズの中にたくさんいるという。足を踏み入れてみるとそれこそ蜘蛛の子を散らすように出てきた。
調べるにもほとんど手掛かりが無く何というクモなのか?よくある事なのか全くわからない。
下の2枚はヨシにかけられたクモの巣と豪雨で流されてきたワラクズ。9月22日撮影
しばらく留守にした後の30日にまた行ってみた。ヨシなどに掛けられたクモの巣は多く残っていたが、巣の中にたくさんいたクモたちは全く見られなかった。但し、流れ着いたワラクズに乗ると相変わらずバラバラと飛び出してすぐに消えた。
今日は図書館に行ってクモの本を借りてきた。クモの形からコモリグモの一種か、ヨシやススキの上を徘徊しているオスクロハエトリかとも思うが、自信はまるで無い。とにかくなぜあのように大量のクモが発生したのか、その正体は何だったのか、その謎が知りたくて改訂してみた。
ワラクズの中から飛び出してきたクモ。また藁の中に帰った。15年9月30日撮影