前回の[改訂1010]荒川河川敷に大量発生しているクモはいったい何者?は日本蜘蛛学会にお尋ねしたところ早速回答を頂きました。「おそらくキクヅキコモリグモだと思います。雨で地面が水浸しになったとかでしょうか?でしたらそれを避けて、高いところに逃げてこうなったのかもしれません。」との事でそう珍しい現象でもなかったようです。
キクヅキコモリグモ(菊月子守蜘蛛)は水田や湿地などに生息するコモリグモで、全体的に明るい茶褐色で、頭胸部中心の腹部寄りに黒い縦線があり、腹部にも特有の模様があるのが特徴という。イネの害虫の総合防除の一員としてキクヅキコモリグモLycosa pseudoannulataが使われ、益虫的存在ともあった。
何より名前がいい。菊月は旧暦9月の異称で特にこの月だけに発生するのではないが多く見られる事からで、子守蜘蛛は幼虫をお腹に乗せて育てる事からという。
タコノアシのアップ、花弁は無くエンタシスみたいのは5本の雌しべ、雄しべは10本
今多く見られるヤブマメは地上の豆果に加え、地中にも実を付ける変わり者