フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

雨にも拘わらず8名が集合し和やかな観察会でした

2016年07月16日 12時36分55秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

10時頃には一時止んだ雨はかなりしつこく、強くなったり弱くなったりで結局は最終まで降り続いたのは残念だった。
サクラソウ自生地は昨日の豪雨でオギはかなり倒伏した所があり、観察路は表面がぬかって剥がれるような感じの所があった。
バアソブは花の盛りだったが、見やすいようにそして写真を撮り易いように引っ張り出したようだが、これこそいらぬお世話だった。自然のまま鑑賞するのが基本的なルールだ。

たくさんの蕾を付けているオニユリがいよいよ花開き始めた。これからしばらくは豪華な花を楽しめそうだ。

真ん中の蕾の先からは雨が滴り落ちそうです

オトギリソウアゼオトギリが花を付けていたが、雨模様でもう一つ開いている花が少なかった。

オトギリソウは葉が濃緑色です。写真ではハッキリしないが葉や花弁には黒点があります


アゼオトギリの葉は明緑色で、縁にはビッシリ黒点が付きます

雨模様だったので11時頃には集合地に戻ってきたが、円陣を組んで話をしていると色々な情報が飛び出して誰一人として帰ろうとせず、結局雨の中で30分以上おしゃべりに興じた。「来月は休みだから2ヶ月会えないんだ」との誰かの言葉がそれぞれの胸の内にあったのだろう。雨脚が強くなった11時40分過ぎに輪が解けて7月の15日観察会は散会した。


ゴマノハグサが多くの花茎を立て花を付けています

2016年07月14日 22時19分25秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

明日の7月15日の観察会の用意で自生地に行ってみると今年はゴマノハグサが多く花茎を立て、花を付けている。絶滅危惧Ⅱ類(VU)の希少種だが、従来は大家族のゴマノハグサ科の他のポピュラーな種にスポットが当たりご自身は科の代表としての影は薄かった。でも遺伝子系統学に基づくAPG分類では多くの種がゴマノハグサ科から他科に移されて相対的に重みが増した。

埼玉県のレッドデータブックの2011年版には「今回の調査では確実な生育記録は報告されていない」と記されている。希少種としての価値はかなり上がっているようだ。

花冠は小さな膨らんだつぼ形で、雄しべ4と雌しべ1が見られる。花はたくさん付いているが長さ約6ミリと小さい。写真はかなりアップにしてある。


今日は薄雲がかかり少し過ごし易い1日でした

2016年07月07日 14時58分54秒 | 身辺雑記
5日から長崎に義母の見舞いに来ている。一昨日、昨日は真夏の太陽がジリジリ照りつけ直射日光は肌を刺すようだった。
義母は満90歳、嚥下機能が弱って経口食が殆ど食べられない。無理して誤飲性の肺炎でも起こしたらそれこそ命にかかわる。
今、リハビリの担当の方がみえて車椅子に乗せてくれたが15分もしたらベッドに戻りたがった。寝たきりよりは
るかにいいので頑張って欲しい。院長をはじめ看護師さんは明るくてテキパキと仕事をしていて気持ちがいい。非常にいい病院だ。

七夕で小暑の今日は本来ならサクラソウ自生地の取材をしなければならないが4日に行ってきた様子を元に作りはじめた。夕方孫娘が赤ちゃんを連れて来た

4ヶ月の杏ちゃんだ。義母にとっては6人目のひ孫で男の子のようだと一時満面の笑みだ。

出会ったコガネグモは巣を張り始めたところだったようです

2016年07月04日 17時34分53秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

11時30分頃2週間振りで訪れたサクラソウ自生地は観察路を歩くだけで汗が流れ出してきた。その上やっとあった木陰で少し涼もうとするとやぶ蚊や目などを狙ってくる虫の攻撃がすさまじかった。
隆盛を誇った白い花穂のオカトラノオ属はまだアチコチで見られるもののかなり少なくなった。トモエソウ、ハンゲショウも少なくなってノカンゾウが盛りだ。暑さに強いはずのヒルガオがしんなりしているのにノカンゾウと一部で咲き誇るヤブカンゾウは太陽に負けじと花開いている。

花の中に太陽が輝いているようなノカンゾウ

何か大きな虫がいると思ったらコガネグモだった。普通なら逃げ出すのに何故かおとなしかった。

どう見ても可愛くはない顔つきだが、よく見ると巣を張り始めたところのようで、お尻から糸を出していた。

出した糸はゆるみなどが無いように後ろ足でコントロールしているのでしょうか

折角のチャンスなので失礼して糸を出す「糸いぼ」をアップにしてみました。


サワトラノオの朔果が裂開し花柱が伸び出しています

2016年07月03日 22時28分51秒 | 身辺雑記

6月の27レポートさいたま市の荒川堤と水田の花にアップしました。


朔果の季節を迎えたサワトラノオが主役です。2.5ミリくらいの小さな果実が裂開し中の中央独立胎座らしきが見えますが種子ができているかは定かではありません。


サワトラノオなどのサクラソウ科の植物は種子繁殖より根で増える栄養繁殖いわゆるクローン繁殖の方が多いようです。この後サワトラノオはロゼットで次の季節を待ちます。