NBCラジオ「Happy Go Lucky」＞ゲスト：石川ひとみ

　NBCラジオでは、毎週木曜夜9時半から音楽プロデューサー長岡和弘さんがパーソナリティーを努める「Happy Go Lucky」を放送中。10月から始まった番組ですが、初のゲストとして石川ひとみさんが電話出演しました。

　長岡さんは甲斐バンドのベーシストとしてプロデビューしましたが、あの「HERO（ヒーローになる時、それは今）」がヒットした年に脱退、翌年ポニーキャニオンのディレクターになり、最初に手掛けた大ヒット曲が石川ひとみさんの「まちぶせ」だったわけです。

　そういう経緯から、今回はまず「まちぶせ」のレコーディング時のエピソードから始まりましたが、石川さんが忘れてたような話を長岡さんが覚えてて、そこはテレビにラジオにと飛びまわっていたアイドルと、レコーディング作業に専念していたディレクターとの立ち位置の違いかもしれませんね。

　番組中の会話では、長岡さんが自然に「ひとみちゃん」と呼び掛けていて、そこは長年一緒に作業していたお二人の関係性が見える気がして嬉しくなりました。

　石川ひとみさんは当時の衣装は今も全部持っているそうで、長岡さんは「パープルミステリー」の時の衣装が特に素敵で好きだったという話もあり、レコード会社のディレクターとしてはレコーディングした曲がキャンペーンや歌番組で披露されるときには毎回注目していたのでしょうね。

　また、印象的だったのは歌声のこと。キーが当時と変わっていないことについて、長岡さんが「これは凄いことですよね。」と驚いていたのですが、彼女は「キーを変えるっていう、そういう事すら頭にないです。」とキッパリ。

　喉のケアについては「そんなに過保護にはしていない。」とのことですが、色々秘訣はあるようです。その辺は番組をお聞きいただいた方がよろしいかと。また、これ以外にも当時の石川ひとみさんとスタッフの交流など、本当に懐かしそうに話をされていました。長岡さんはレコード会社としての関わりですから、とにかく音楽的な繋がりですのでこういうのは聞いてる方も楽しいですね。

　会話ではライブアルバム「キャンパスライブ」の話もあったり、最後には長岡さんが「長崎にも来て貰えるように頑張って企画を立てる。」という力強い言葉がありました。それには、10月から始まったこの番組もキーポイントになるのではないかと期待します。

　今回の番組は、Radikoプレミアムのタイムフリー機能で1週間程度は聞けますので、関心がある方は是非お聞き下さい。月間料金が牛丼1杯くらいですから、好きな人ならこの番組を聞くだけでも元は取れるはず。

　いや、それにしてもいいものを聞かせて貰いました。こういうのを聞くと、いろんな意味で元気が出ます。