ドラマ「和田家の男たち」終わりました

　先週が最終回でした。三話目までのレビューでは高評価をつけましたが、最後まで面白かったです。脚本と演出にアッパレですが、主要なキャストがどれもはまり役だったと思います。たまに役のキャラクターと演じる俳優に違和感があって「これは別の人だったら誰がいいだろう」とか考えるドラマがありますが、今回に関してはこれがベストと思わせるあたり、全般的に良いドラマでした。

　いろんなところで大きなテーマがあって、最後はある種爽やかに終わったところもよく考えてありましたね。もしかして、最後にまた死人が出るかとも思わせる展開がありましたが、「大技を決めそうで絶対に決めないシブガキ隊」みたいな感じなのもそれはそれで好感が持てました。あれで報道の力によって政権を転覆させるとかいう流れだったら、ちょっとイメージ違うなあと思ったので。

　民放の連続ドラマでは、個人的には恐らく今年一番の出来です。スタッフとキャストのすべてに称賛の言葉を送りたいと思います。こういうドラマがあると、「テレビ見ない」とか「ドラマは興味ない」とかいう人はもったいないなあと思います。私などは年末に再放送とか一挙放送とかあるなら、多分また見ると思いますので。

　まずはいいものを見せて貰いました。かっこいい爺さんになりたいなあとか思うドラマでもありました。