★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

味音痴のご馳走

2022年06月21日 19時56分04秒 | 徒然(つれづれ)
 何度も書いているが、私は味音痴だ。

 不味いものはそれなりにわかる。
 逆に、旨いものはない、というか、不味いもの以外は、すべて不味くはないという評価だ。
 それゆえ、毎日の食事となると、朝食は抜き、昼食はファーストフードかファミレス、夕食はカップ麺やレトルトがメインだ。

 そんな私なので、三ツ星レストランのフレンチも、吉野家の牛丼も、どちらも、まあ、不味くはないな、という同じレベルの感想だ。
 美味しいと言われる料理を求めて遠出したり、行列に並んだりする人間の心理が理解できない。

 しかし、どんな料理でも、それを自信満々に勧めた当人に問われたら、もちろん旨いと答える。
 まさか、不味くはないな、とは言えない。
 
 そんな私にもご馳走というのがある。
 それはスーパーやコンビニの弁当だ。
 それも幕の内弁当のようなおかずのバリエーションが多いやつだ。

 料理の旨さの比較はできないが、味の違いはわかるので、いろんな味が詰まっている幕の内弁当は、私にとってのご馳走なのだ。
 今日もタイムセールの割引シールが貼られた幕の内弁当を、同じく味音痴の家内が買ってきた。
「お、今日はご馳走やん」と言いながら、ささやかな幸せを満喫しました。


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両雄並び立たず

2022年06月21日 11時33分32秒 | 徒然(つれづれ)
 なんの世界でも、両雄並び立たずとはよく言われる。
 スポーツの世界ではそれが顕著だ。

 両雄イコールライバルと言ってもいいだろう。
 ライバルというのは、往々にして、当初の優劣の立場が逆転して、その後両者の差は、歴然たるものになるものだ。

 例を挙げれば、田中将大と斎藤佑樹、松山英樹と石川遼、大谷翔平と藤波晋太郎だ。
 その3組は、誰もが知る通り、いずれも当初の勝者と敗者という立場が、現在では逆転し、ライバルという関係すら存在しない。

 その原因はどこにあったのだろう。
 当初はライバルと言われた通り、その能力は拮抗しているように思われた。

 しかし、初期の敗北による闘志で、潜在能力が一気に顕在化するに至って、今やその差は歴然となった。
 初期の敗北は逆転できるが、本来の能力に裏付けられた差は、決して逆転できない。

 そしてそこに勝者の栄光は存在するが、敗者の美学は存在しない。
 敗者に送られるのは憐憫の情のみだ。

 

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まだ趣味はある

2022年06月21日 10時48分12秒 | 徒然(つれづれ)
 朝から雨で日課のウォーキングは中止。
 朝から書斎にこもっていると、下手な考えばかり浮かんでくる。

 人間、老化により体力や免疫力をはじめ、気力や想像力、記憶力など生活全般における能力が低下する。
 感動の源である好奇心や興味なども歳と共に薄れてゆく。

 興味というのは、ある意味、自然発生的なもので、自分で能動的に何かに興味を持とうというコントロールはできない。
 子供の頃や若い頃は、いろんなことに興味があった。
 それはたぶん経験の浅さによる物珍しさが、好奇心を刺激したのだろう。

 興味の持続が趣味ではないだろうか。
 前期高齢者の今、趣味といえば、競馬とギター音楽くらいだ。

 それらで感動することはあまりないが、一応、能動的に携わろうという意思は継続している。
 そのふたつに対する興味がなくなった時が、私の人生の終末かもしれない。
 


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