明けない夜はない

　後頭神経痛がやっと終息期を迎えたようだ。
　思えば10日ほど続いた。

　始まりは、関節痛と筋肉痛、悪寒という風邪の初期症状だ。
　しかしそれらは2、3日で治まったので風邪ではなかったようだ。

　そのあとに後頭神経痛が襲ってきた。
　まさに悪魔の一撃で睡眠中など、その1分サイクルの定期的な激痛に思わず声を上げていた。

　関節痛や筋肉痛にはよく効く、バファリンやロキソニンなどの消炎鎮痛剤は、後頭神経痛にはなんの役にも立たない。
　日にち薬と自己治癒力に頼るしかないが、自己治癒力、所謂、自己免疫力は、白血球の抗菌、抗ウイルス力で、こちらも神経痛には効果がない。

　地獄の10日間を切り抜け、やっと明かりが見えてきた状況だ。
　痛みとそれに伴う食欲不振で、60kg台だった体重が56kg台まで落ちてしまった。

　味覚や嗅覚には異常がないし、痰は絡むが、咳や喉の痛みもないので、コロナではないようだ。
　片頭痛は年に1回か2回くらい発症するが、バファリンを飲めば1日で治まる。

　後頭神経痛はそうはいかなかった。
　こんなに長く体調不良が続くのは初めてだ。
　やはり寄る年波なのか。
　

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