★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

至上の贅沢

2022年11月07日 10時59分21秒 | 徒然(つれづれ)
 贅沢という漢字をあなたは書けるだろうか。
 たぶん、大多数の人間が書けないだろう。もちろん私も書けない。
 昔なら、辞書を引いて書いただろう。

 しかし今はその必要はない。
 パソコンという文明の利器が一発変換してくれるからだ。
 一方でその利便性は、辞書を引くという行為を廃れさせ、延いては漢字を忘れさせるという弊害も含んでいる。

 贅沢という言葉には、あまりいいイメージはない。
 どちらかと言うと、禁忌すべき非道徳的な意味合いも含まれる。

 一般的に贅沢には金が必要だ。それも金満レベルに必要だ。
 金満イコール悪のイメージだ。よって、三段論法では、金イコール悪だ。

 しかし金がなければ贅沢もできない。
 そして私には金がない。

 いい言葉がある。
 時は金なりだ。
 時間は金よりも大事だ、無駄にするなという戒めだ。
 
 引きこもり年金生活の私は、その時間を大いに無駄にしている。
 世間が言うところの生産的なことは何もせず、一日のほとんどをパソコンの前で過ごしている。
 人はそれを時間の無駄遣い、人生の浪費と言うだろうが、私にしてみれば、それは時間の贅沢だ。

 金持ちだったら、金銭的な贅沢はするだろうが、時間的な贅沢はしないはずだ。
 貧乏人にできるのはその時間の贅沢だ。
 何もせずに無駄に時間を消費する、それすなわち至上の贅沢かもしれない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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