★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

キリギリス的生活

2022年11月04日 11時16分58秒 | 徒然(つれづれ)
 アリとキリギリスの童話は小学校低学年で聞かせられた。
 先を見据えた勤勉なアリと、あと先考えずに刹那的な享楽に浸るキリギリス。
 私は子供心にキリギリスのほうにシンパシーを感じたが、アリが真っ当で、キリギリスは放蕩者というイメージを植え付けられた。

 定年退職後の今、再就職した周囲の連中を横目に、私はどちらかというとキリギリスに寄った引きこもり生活を送っている。
 煩わしい仕事や人間関係から解放され、ストレスフリーの生活だ。

 老後のために働くアリと同じく、現役時代は十分に働いた。
 そして今は老後だ。

 まだ働く必要があるのだろうか。
 死ぬまで働けというのか。

 老後はキリギリスになっても許されるのではないか。
 贅沢や運悪く大病をしない限り、年金でなんとかやっていけるはずだ。キリギリスならぬ、ギリギリっスけど。

 定年退職者よ、残り少ない余生、アリのままよりキリギリスを目指せ。
 働く現役世代を横目に、朝から王将で飲むビールは格別だ。
 それを誰が非難できようか。
 

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