★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ルーフ・トップ・コンサート

2024年10月25日 07時44分12秒 | 徒然(つれづれ)
 ビートルズ最後の生演奏と言われ、音楽史に残る『ルーフトップ・コンサート』。
 今で言うところのゲリラライブだけど、当時はまだその名称はなかった。

 今では『ルーフトップ・コンサート』と言えば、ビートルズ・ファンでなくても、コアな音楽ファンなら誰しも、ビートルズとピンとくる。
 しかし、いつの頃から『ルーフトップ・コンサート』と呼ばれるようになったのだろう。
 "オープン・エア・コンサート" とか "アンダー・スカイ・コンサート" のほうか、しっくりくるのではないだろうか。

 ネットで調べても、それにまつわるエピソードやトリビアはいろいろあるけど、その呼称の起源については見当たらない。
 まさか、初期のビートルズ・ナンバーのトンデモ邦題を担当していた、東芝の高嶋のオヤジではないだろうな。

 高校時代に『レット・イット・ビー』の映画の終盤で観た時には、まだ件の呼称はなかった。
 アップル本社の屋上の生演奏と言っていたはずだ。
『ルーフトップ・コンサート』と呼ばれる以前に、あのコンサートを映画で見たんだもんね、と自慢できるかな。

 寒空の下、ジョンは一丁やったろうか、ジョージは不貞腐れているような、リンゴはしゃあないな、といった雰囲気だった。
 ポールはといえば、さながら、屋根の上のバイオリン・ベース弾きだ。

 いずれにしても、映画の中だけど、初めて観るビートルズの生演奏に心躍ったものだ。
 その反面、もうビートルズは解散していて、生演奏はもちろん、新曲も聴けないのだという一抹の寂しさがあった。

 実際に現場であの演奏を聴いた人間は、なんと幸運だっただろう。
 きっと人生の語り草になったに違いない。
 映画の中で、制止に入った警官も、当初は、ビートルズの生演奏が聴けてラッキー、みたいな表情を垣間見せた。

 今改めて、『ルーフトップ・コンサート』を聴くと、いろんな情報が頭に入っているので、高校時代に映画で観た時とはだいぶ印象が変わった。
 しかし、そこで演奏しているのは紛れもなく20代のビートルズだ。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« LINEの功罪 | トップ | 運動会シーズン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然(つれづれ)」カテゴリの最新記事