★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

激安ミリタリーウォッチ

2022年07月20日 13時16分11秒 | 徒然(つれづれ)
 35年もののオリスの手巻きウォッチを休眠させるために、代替品のミリタリーウォッチを探していた。

 本格的なハミルトンのウォッチは、5万から10万オーバーと高額過ぎて手が出ない。
 そのコピーのタイメックスも1万円前後だが、ムーブが軽薄なイメージのクォーツなので敬遠した。
 ミリタリーウォッチたるもの、武骨でどこまでもアナログ、もっといえばアナクロの自動巻き、もしくは手巻きに限る。

 ほかの名の知られていないメーカーものも、私好みのシンプルなデザインがないので決めかねていた。

 そんな時にネットで目にしたのが、100円ショップダイソーのミリウォッチだ。
 タイメックスのコピーというか、要はパチモンで、ムーブはクォーツだが、お値段、超人ハルク、じゃなくて超絶破格の税込550円だ。

 これは買わねばなるまいと、朝のウォーキングに出かける前に、徒歩圏内のダイソーの店舗を検索して、運よく2軒目でゲットできた。

 現物は、プラスチックのチープなケース、ベルトはNATOタイプで、遠目にはタイメックスそっくりだ。
 そのルックスは、どこからどう見ても550円には見えない。

 何年持つかわからないが、とりあえず、電池切れまで使い倒そう。
 電池が切れたら、元祖ミリタリーウォッチの宿命の美学、躊躇せずに使い捨てだ。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 あなたの拙著購入が、私の老後資金の一助となります。
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出不精で悪いか

2022年07月19日 11時09分40秒 | 徒然(つれづれ)
 人間、極端に二分すると、出不精と出まめになる。
 お洒落に言えば、インドア派とアウトドア派、カッコつければ、書斎派と逍遥派か。

 出不精イコール、内向的、引きこもり、出まめイコール外交的、行動的みたいなイメージがある。
 出不精にはどうしても負のイメージがつきまとう。

 出まめの人間は、外出好き、旅行好きで、暇さえあれば国内外問わず、あちこち出かけている。
 私のような出不精の人間にしてみたら、そんなこと面倒だし、疲れてしまう。
 人と一緒だと、その人間関係の気遣いで余計だ。

 外出や旅行の何が楽しいのだろう。
 行った先々の名所旧跡なのか、道中のあれやこれやなのか。

 出不精、出まめは、生活環境や人間関係にもよるだろうが、ほとんど生まれ持った性格なのだろう。
 在職中は、出不精とばかりは言ってられなかったが、定年退職後は、誰に遠慮することなく出不精を満喫できる。

 さいわい、家内も出不精なので、それを非難する人間もいない。
 出不精、バンザイ!!
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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グリコと切手

2022年07月18日 12時21分22秒 | 徒然(つれづれ)
 保育園児の頃の僕たちのお菓子の王者は、オマケ付きグリコのキャラメルだった。
 バンザイをしたマラソンランナーが描かれた赤いパッケージは、僕らの人気の的だった。

 グリコの創業者が私と同じ佐賀県出身で、佐賀駅前のバスロータリーには、マラソンランナーのどデカイ広告塔が建っていた。
 後年見ることになった、大阪の道頓堀の大看板より、そのインパクトは絶大だった。

 私の初めての趣味が、そのグリコのオマケを集める事だった。
 オマケのオモチャは種類も豊富で、同じオモチャがカブる確率は微々たるものだった。

 小学生になると、ちょっぴり大人の味の、アーモンドグリコやアーモンドチョコレートに好みは変化した。
 グリコも大したもので、当時の切手ブームにあやかり、世界の切手をオマケに付けた。
 消印済の外国切手だったが、珍しさが先に立ち、友達と交換したりして、とりあえず集めまくった。

 当時の切手収集熱は、子供から大人まで巻き込んだ一大ブームとなった。
 私も例にもれず、切手アルバムやカタログを買ってもらい、記念切手が発売されると郵便局まで行って買っていた。
 1964年の東京オリンピックの時には、記念切手が山ほど発売されて、小遣いでは足りず、親に泣きついてめぼしい切手は買ってもらった。

 漫画雑誌の通信販売ページにも過去の切手が続々と登場した。
 その中でも僕たち垂涎の的は、「月に雁」と「見返り美人」だった。

 それらは子供には手が出ない、高嶺の花ならぬ、高値の花だった。
 友達連中やその兄貴連中のコレクションでも、その実物を見たことはなかった。
 今でもヤフオクなどでは、2、3万の値をつけている。

 それにしてもあんなに必死になって集めた切手は、どこへ行ったのだろう。
 故郷の実家は売り払ってしまったので、たぶん弟のところにあるかもしれない。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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懐かしの麻雀

2022年07月17日 18時52分05秒 | 徒然(つれづれ)
 久しく麻雀とはご無沙汰だ。
 大学時代は三日にあげず、雀荘や友人の下宿でやったものだ。

 当時は貧乏学生のギャンブル的娯楽といえば、パチンコか麻雀だった。
 私はどちらかといえば麻雀派だった。

 ひどい時は、午前中にキャンパスでメンバーが揃い、雀荘へ直行し、夜、閉店まで粘って店を出たあとは、誰かの下宿で徹マンだ。
 そんなヘビロテが月に何度もあった。

 当時のレートは高くても点5、要は1000点50円だ。
 徹マンで大負けしても1万円ほどだ。

 下宿の部屋の壁には、上がった役満名と日にち、場所、メンバーをノートにマジックで大書きして貼っていた。
 3年ほどの間に、そんな貼り紙が7、8枚ほど溜まっていた。
 平均すると、年に2、3回の割合だ。

 役満など、当時の枠連までの競馬の万馬券同様、滅多に上がれることはない。
 その確率を考慮すると、それだけ頻繁に麻雀をやっていたということだ。

 社会人になってからは、会社では数えるほどしかやっていない。
 飲み会優先になったからだ。

 最後に卓を囲んだのは、30年以上前のことだ。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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味音痴の好き嫌い

2022年07月17日 12時54分29秒 | 徒然(つれづれ)
 味音痴だが、好き嫌いも多い。
 肉は牛、豚、鶏しか食べない。

 その他の肉、羊や猪、馬はもちろん、牛、豚のホルモンも食べられない。
 ジビエ料理などもってのほかだ。

 牛、豚、鶏肉は食用としての品種改良や品質向上の長い歴史がある。
 それらはもの心ついて以来、食べ慣れているので、いわゆる安心感がある。
 その他は新薬の治験ではないが、一般的な食用としての歴史が浅く、将来的な不安が払拭できない。

 昔は、ホルモンなどは、食用に能わずとして忌み嫌われ、有無を言わさず捨てていたものだ。
 そんなものを食べること自体、信じられない。

 薬膳、漢方、スパイス系の、本場の中華料理や東南アジアや中近東系の料理も苦手だ。
 やはり子供の頃から食べ慣れている和食や洋食が口に合う。

 ビールは好きだが、キリン、アサヒ、サッポロ以外は認めない。
 外国産ビールや地ビールもクセがあり過ぎて、口に合わない。
 発泡酒や第三のビールなど問題外だ。
 
 子供の頃から慣れ親しんでいるので、袋麵やカップ麺などのインスタント食品も好きだ。
 特に好きなのがインスタント味噌汁だ。
 目隠しして味見したら、高級料亭の味噌汁に負けない味のものが、きっとあるはずだ。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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チープジャンク丼

2022年07月16日 12時09分54秒 | 徒然(つれづれ)
 土用の丑の日(7月23日)が近づき、牛丼御三家でも鰻重や鰻丼を、期間限定で販売している。
 専門店でしか食べられなかった鰻が、今や牛丼チェーンのメニューに登場するご時世だ。

 味のほうは専門店に比べてどうなのかはわからないが、値段は段違い平行棒的に安い。
 しかし、安いといっても牛丼や他の定食に比べると、頭ひとつ群を抜いている。

 当然、年金暮らしの私には高嶺の花、申告敬遠だ。
 というか、別に鰻が好きでもなく、ましてや味音痴なので、注文することはない。

 どうしても食べたいなら、スーパーやコンビニのさんまの蒲焼き缶詰で代打起用できる。
 熱々のご飯にレンチンしたさんまの蒲焼きを載せるのだ。
 私の味覚では両者に大差はない。

 似たような例で、カツ丼も、ちょっとどんぶりの素があれば、さつま揚げやじゃこ天で代用可能だ。
 天丼もスーパーや総菜屋の油多めの天婦羅で十分いける。
 空腹の程度により、卵でとじる分、こちらのほうが旨い場合もある。

 そんなチープでジャンクな丼のほうが、私には絶対合っている。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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メジャーを凌駕だ

2022年07月14日 19時47分34秒 | 徒然(つれづれ)
 大谷翔平がまた勝った。
 二刀流が冴えに冴えて、登板機会6連勝で今季9勝目だ。

 メジャーリーグと日本プロ野球とでは、プロとアマチュアほどのレベルの差があると言われる。
 日本人メジャーリーガーといえば、イチロー、松井、野茂以外は、メジャーのレベルについていくのに四苦八苦で、ほとんどが夢破れて日本に出戻っている。

 そんな中での大谷の活躍は、メジャーを席巻、凌駕していると言っても過言ではないだろう。
 メジャーの強力打線が、冗談みたいに、バッタバッタと三振に切って取られているのだ。

 まさに手玉に取るようなピッチングだ。
 打つほうでも、メジャーリーグのホームランバッターとしての地位を不動にしている。

 歴史的にメジャーに見下されていた日本人選手が、メジャーリーガーたちに肩を並べるどころか、いとも簡単に追い抜いてしまった。
 今や彼らの憧れの対象として、尊敬、畏敬の念を抱かせているのだ。
 実況アナに至っては、大谷を想像上の一角獣ユニコーンになぞらえ、漫画でもあり得ないその活躍を、最大限に称賛している。
 
 これは痛快以外の何ものでもない。

 100年にひとりの逸材、メジャーを超えるスーパースターと言われるからには、もう日本からメジャーリーグを目指す選手はいなくなるのではないだろうか。
 イチローや野茂レベルなら、目指そうという気もしただろうが、大谷を目指そうとする選手は出てこないだろう。

 この突然変異ともいえるような大谷の出現は、未だ例を見ない仮想現実みたいなものだけに、同じように突然の幕切れを懸念するのは私だけか。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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ウスターソース

2022年07月14日 00時31分01秒 | 徒然(つれづれ)
 発酵系調味料やドレッシング系調味料、それも卓上物に限ると、日本を代表する調味料は醤油だろう。
 この場合、基本的な塩、味噌、胡椒などの下味系は除く。

 出来上がりに好みで追加する調味料だ。
 ならば次に控えるのは、ウスターソース、マヨネーズ、ケチャップというところか。

 九州出身の私のお気に入りはウスターソースだ。
 とんかつソースが主流の東日本に比べ、西日本はウスターソース文化が浸透している。
 関西はお好み焼きソースやたこ焼きソースだが、それは例外で、特有の食文化が原因だろう。

 私が子供の頃は醤油と並んで、ウスターソースは食卓に常備されていた。
 大人や年寄り好みの醤油よりハイカラな感じがして、何にでもかけていた。

 フライものやカレーはもちろん、ラーメンやチャンポン、焼き肉や焼きめし、天ぷらにもかけていた。
 特にスーパーの総菜コーナーで売っている、チープな天ぷらにはベストマリアージュだ。
 
 未だに家ではそうだが、外食になると、ウスターソースを置いている店がほとんどない。
 リクエストすれば持ってきてくれるかもしれないが、それは料理の味にイチャモンをつけるようで心苦しい。

 高級な天婦羅屋にも、ぜひウスターソースを置いてほしいものだ。
 まあ、そんな高級な店には行かんけど。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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人生のエアポケット

2022年07月13日 13時09分23秒 | 徒然(つれづれ)
 人生にはエアポケットみたいな期間があるものだ。
 過去の出来事は、記憶を辿ればあらかた思い出すことができる。

 しかし、人生には記憶がおぼろげな、あるいは喪失したような期間が存在する。
 その期間の自身の所在や状況はわかるが、実際に何をしていたのかが思い出せない。
 いわゆる空白の期間だ。

 私のそれは、大学を卒業して就職した、1978年の3月下旬から8月中旬までの期間だ。
 3月の半ばくらいに京都の小さな会社に就職が決まり、その会社の紹介で、学生下宿から伏見区墨染の安アパートに転居した。
 8月下旬くらいから、その会社に私のあとに入社した今の家内と、北区の家内のアパートに転がり込んで同棲を始めた。

 その3月下旬から8月中旬までの、ひとり暮らしの期間の記憶がほとんどないのだ。
 記憶にあるのは、墨染駅からアパートまでの坂道と、駅の反対側の銭湯、夕食で通った中華屋、会社の帰りに寄ったパチンコ屋、2回ほど行った伏見ミュージックくらいだ。

 就職直後の緊張や、仕事や車の運転を覚えるのに必死で、日常生活の記憶がないのかもしれない。
 当時は土曜日も仕事で、気の休まる暇がなかったのもその原因かもしれない。

 会社も中小企業で、営業の仕事に将来が見えなかったことも影響しているのだろう。
 あの頃の私はどこをどう歩き、何を思い、何をしていたのだろう。

 20数年後に墨染のあたりを訪ねた時には、私を拒絶するかのように、駅周辺の様子はガラリと変わってしまっていた。
 もちろんあの安アパートも、影も形もなくなっていた。
 私の人生のエアポケットの手がかりは、もはやどこにも存在しなかった。
 


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家のカレーが旨いのはなぜ?

2022年07月12日 18時30分36秒 | 徒然(つれづれ)
 カレーとラーメンといえば、二大国民食と言っても過言ではないだろう。
 どちらも捨てがたいが、家庭で食べるならやはりカレーだろう。

 それも余計なトッピングや過剰なスパイスなしの、玉ねぎと牛肉だけの、いわゆる素のカレーだ。
 ラーメンは専門店に限るが、カレーは星の数ほど専門店はあれど、家のカレーに勝るものはほとんどない。
 たぶん10人中7、8人はそう思っているはずだ。

 専門店のカレーより家のカレーのほうが旨いのはどうしてだろう。
 いろいろ手の込んだ専門店のカレーに比べて、家のカレーはルウは市販のもので、牛肉や玉ねぎもスーパーの特売品だ。
 お洒落なスパイスなど入れないし、金や手間のかかるトッピングも不要だ。

 そんなカレーが専門店のカレーより旨いのは、母や妻の愛情ではなく、やはり市販のカレールウの完成度の高さだろう。
 本場ものを意識した専門店のカレーに対して、市販のルウは日本人の味覚を意識した味だ。
 要は、もはや薬膳や漢方薬に近いスパイスと、ほのかに和を感じさせる出汁や深いコクの違いだ。

 ハンバーグも外で食べるより家で作るほうが旨い。
 こちらのほうは、カレーのルウのような、これといって思い当たる理由はない。
 なぜなんだろう。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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ワイヤレスイヤホン

2022年07月12日 14時11分46秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキング中、赤信号で止まっていると、横に止まった自転車の人間が話しかけてきた。
 振り向くと、そうではなく、前を向いて独り言を言っているようだ。

 自転車に限らず、最近この手の人間によく出くわす。
 要は、ワイヤレスイヤホンを装着して、胸ポケットに入れたスマホで相手と通話しているのだ。

 端から見ていると、独り言を言っている変な奴にしか見えない。
 イヤホンとスマホだとわかっても、それを恥ずかしげもなく、人前で堂々とやる神経が信じられない。

 とはいえ、イヤホンの進化には目を見張る。
 子供の頃はテレビやラジオ専用の、騒音防止のための付属品に過ぎなかった。
 それもモノラルで片耳タイプだった。

 ステレオ音楽専用のヘッドホンとは、月とスッポンの違いがあった。
 それがいつの間にか、ヘッドホンを駆逐して、今や音楽鑑賞の必需品になった。
 スマホ通話はその副産物だ。

 ブルートゥース機能で、ワイヤレスイヤホンはスマホやパソコンと簡単にペアリングできるようだ。
 もしかして朝晩の通勤電車では、ハンズフリー、羞恥心フリーの通話が珍しくなくなっているのだろうか。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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天気予報と競馬予想

2022年07月12日 12時34分09秒 | 徒然(つれづれ)
 雨が降っている。
 季節や降り方からして、梅雨の雨だ。

 しかし気象庁はとっくの昔に梅雨明け宣言を行っている。
 口が裂けても梅雨の雨とは言えないだろう。

 なぜ今年に限って、早々と梅雨明け宣言したのだろう。
 おそらく6月半ばに、季節外れのピーカンの猛暑が続いたせいだろう。

 長年専門的に予想していたにもかかわらず、コロリと騙されたわけだ。
 そんな気象庁を、国民の誰も強くは責めないし、責任の所在の追及もしない。

 それは競馬の予想に似ている。
 専門誌やスポーツ新聞各紙が、毎週予想しているが、当然のごとく外れても謝罪の一言もないし、抗議の電話や投書があったなど聞いたこともない。

 それはなぜか。
 そこそこの競馬ファンなら、いろんなファクターをもとに予想をするはずだ。
 持ちタイム、上りタイム、調教タイム、当該距離、当該競馬場成績、近走成績、レース間隔などなど。

 そしてその予想は新聞の予想とほとんど同じになる。
 その時点で新聞の予想を責められないし、実際に買う馬券は、高配狙いのスケベ心が邪魔をして、予想とはまた違うのが常だ。

 負けたら自己責任という厳然たる定めを競馬ファンは知っている。

 天気予報、特に中長期予報に関しては、当たらないものと国民はみんな知っているのだ。
 そんな予報を信じた私が馬鹿だった、という帰結になるのは明らかだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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金銭感覚

2022年07月11日 08時26分01秒 | 徒然(つれづれ)
 定年退職して以来、家内は何かといえば、節約、節約と言う。
 老後の資金が不足しているらしいからだ。

 何を基準に不足かはわからないが、家内がそう言うのだからそうなのだろう。
 私は特に無駄遣いをすることもなく、至って質素な生活を心掛けているつもりだ。

 しかし、家内が言うのは、もっと小さなことだ。
 たとえば、水の出しっ放し、電気の点けっ放しなどだ。

 人間の金銭感覚は人によって異なるものだ。
 それは性格もあるが、およそ環境や経験から形成される。

 私の金銭感覚は、独り暮らしを始めた大学時代に形作られた。
 決められた金額で1ヵ月を過ごすには、当然、計画性や節約が必要になる。
 付き合いの酒や、パチンコ、麻雀などの遊興費には、自ずと限度額を設定していて、それ以上はストッパーがかかっていた。

 不意の出費などで生活費が不足気味になると、しばしば親にヘルプをお願いしていた。
 それにも限度があるので、出費のストッパーは正常に作用していた。

 それが習い性になり、社会人になってからも、生活に支障を及ぼすような、身の丈以上の衝動買いやギャンブルはしたことがない。
 社会人になって、だんだん収入が増え、それに伴い出費も増えたが、その割合は貧乏学生の時と基本的には変わらない。

 収入以上に消費したり、ギャンブルにつぎ込む人間は、金銭感覚が養われるべき時期がなかったか、生まれ育った環境か性格の問題だろう。


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夏の暑さに身をまかせ

2022年07月10日 16時31分18秒 | 徒然(つれづれ)
 連日の猛暑やすぐれない天候が続く。
 朝のウォーキング中は玉の汗、滝の汗で、Tシャツはもちろん、パンツの腰回りまで湿ってくる。

 そんな夏が嫌いかというとそうではない。
 凍えかじかみ、風邪の心配がある冬に比べると、むしろ好きな季節だ。

 一番好きな季節は、晩春と初夏の間に存在する、季節のエアポットだが、その期間は非常に短い。
 それに対して夏の季節は長い。

 気分的にも暗い冬や、どっちつかずの春や秋と比べて、ビビッドで狂おしく、突き抜け感が半端ない。
 生きとし生けるものの生命が燃え盛る季節だ。

 私は暑さには強い体質みたいで、熱中症はもちろん、夏バテや夏風邪の経験もない。
 その暑さ対策は、暑さに敢然と立ち向かうのではなく、暑さに対する諦めの気分に浸ることだ。

 要は柳に風の心の持ちようだ。
 夏だから暑いのは当然、汗をかくのも仕方ない、炎天下を歩ける体力があるのは健康な証拠だ、そう思いながら、日課のウォーキングに励んでいる。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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夏来にけらし

2022年07月08日 11時34分18秒 | 徒然(つれづれ)
 暦の上でも、実際にも今は夏のど真ん中だ。
 連日の猛暑とコロナの再拡大が、不快な暑さに輪をかける。

 子供の頃は、今の時期になると、近づく夏休みに思いを馳せて、弾む心に浮足立っていたものだ。
 海水浴や小旅行、花火大会や夏祭り、小中学生の頃の夏休みは、年間最大のイベントだった。

 そんな夏休みも、年中のほとんどが遊びみたいな大学生活、短い盆休みのサラリーマン生活と、年を経るごとに感動が薄れていった。
 毎日が休みみたいな定年退職後の今は、遠い夏の想い出を懐かしむばかりだ。

 人生を生きることは、経験を重ねることだ。
 そしてその経験の積み重ねは好奇心や感動を減らしてゆく。
 それは心の振幅が、末期の病の患者の心電図のように、小さくなってゆき、最終的には平穏という死にシンクロするのだ。

 この歳になると、よほどの出来事に巡り会わない限り、感動する確率は低い。
 別にそれが不幸というわけではない。
 平穏こそが、老後のたそがれの幸せなのかもしれない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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