★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

夏来にけらし

2022年07月08日 11時34分18秒 | 徒然(つれづれ)
 暦の上でも、実際にも今は夏のど真ん中だ。
 連日の猛暑とコロナの再拡大が、不快な暑さに輪をかける。

 子供の頃は、今の時期になると、近づく夏休みに思いを馳せて、弾む心に浮足立っていたものだ。
 海水浴や小旅行、花火大会や夏祭り、小中学生の頃の夏休みは、年間最大のイベントだった。

 そんな夏休みも、年中のほとんどが遊びみたいな大学生活、短い盆休みのサラリーマン生活と、年を経るごとに感動が薄れていった。
 毎日が休みみたいな定年退職後の今は、遠い夏の想い出を懐かしむばかりだ。

 人生を生きることは、経験を重ねることだ。
 そしてその経験の積み重ねは好奇心や感動を減らしてゆく。
 それは心の振幅が、末期の病の患者の心電図のように、小さくなってゆき、最終的には平穏という死にシンクロするのだ。

 この歳になると、よほどの出来事に巡り会わない限り、感動する確率は低い。
 別にそれが不幸というわけではない。
 平穏こそが、老後のたそがれの幸せなのかもしれない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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