★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

グリコと切手

2022年07月18日 12時21分22秒 | 徒然(つれづれ)
 保育園児の頃の僕たちのお菓子の王者は、オマケ付きグリコのキャラメルだった。
 バンザイをしたマラソンランナーが描かれた赤いパッケージは、僕らの人気の的だった。

 グリコの創業者が私と同じ佐賀県出身で、佐賀駅前のバスロータリーには、マラソンランナーのどデカイ広告塔が建っていた。
 後年見ることになった、大阪の道頓堀の大看板より、そのインパクトは絶大だった。

 私の初めての趣味が、そのグリコのオマケを集める事だった。
 オマケのオモチャは種類も豊富で、同じオモチャがカブる確率は微々たるものだった。

 小学生になると、ちょっぴり大人の味の、アーモンドグリコやアーモンドチョコレートに好みは変化した。
 グリコも大したもので、当時の切手ブームにあやかり、世界の切手をオマケに付けた。
 消印済の外国切手だったが、珍しさが先に立ち、友達と交換したりして、とりあえず集めまくった。

 当時の切手収集熱は、子供から大人まで巻き込んだ一大ブームとなった。
 私も例にもれず、切手アルバムやカタログを買ってもらい、記念切手が発売されると郵便局まで行って買っていた。
 1964年の東京オリンピックの時には、記念切手が山ほど発売されて、小遣いでは足りず、親に泣きついてめぼしい切手は買ってもらった。

 漫画雑誌の通信販売ページにも過去の切手が続々と登場した。
 その中でも僕たち垂涎の的は、「月に雁」と「見返り美人」だった。

 それらは子供には手が出ない、高嶺の花ならぬ、高値の花だった。
 友達連中やその兄貴連中のコレクションでも、その実物を見たことはなかった。
 今でもヤフオクなどでは、2、3万の値をつけている。

 それにしてもあんなに必死になって集めた切手は、どこへ行ったのだろう。
 故郷の実家は売り払ってしまったので、たぶん弟のところにあるかもしれない。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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